アイコン 銭高組 17/3期決算 純利益大増益 受注状況付

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同社は当決算について、建設市場は、民間設備投資は底堅く推移しましたが、建設需要の偏在による建設技能労働者の不足、資機材等の価格上昇の懸念は払拭されず、予断を許さない状況にある。

このような情勢下、当年度の業績は次のとおりとなった。
 
受注高は、
建築工事894億円(前期比17.5%増)、土木工事313億円(前期比36.3%減)の合計1,207億円(前期比3.6%減)だった。
主な受注工事は、東京大学(大槌)大気海洋研究センター新営工事、グッドマンビジネスパー
クステージ2新築工事、SCSK三田第2ビル新築工事、関東地方整備局西葛西一丁目中堤護岸
改築工事、鉄道・運輸機構北陸新幹線八日市川橋りょう工事、大阪市交通局第6・7号線地下構
造物耐震補強工事等である。
 
売上高は、建設事業1,092億円(前期比3.1%減)に不動産事業16億円(前期比28.8%減)を加えた1,109億円(前期比3.6%減)となった。
建設事業の内訳は、建築工事750億円(前期比9.9%減)、土木工事341億円(前期比16.4%増)だった。
主な完成工事は、東京都駒沢オリンピック公園総合運動場改築工事、岩手県大槌町おおつち学
園小中一貫教育校建設工事、野村不動産Landport柏沼南Ⅱ新築工事、ブリヂストンベトナム現地法人プロジェクト3・4期新築工事、関東地方整備局田尻地区管渠その6工事、東京都東京国際展示場地盤改良工事等であった。
 
利益は、営業利益3,766百万円(前期比16.8%減)、経常利益4,190百万円(前期比8.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4,324百万円(前期比47.2%増)となったとしている。
以上、
スーパーゼネコンは、労務費の落ち着き、資材価格の下落で大幅に営業利益率を上昇させ続けているが、同社は影響を受け続けているという。その違いはなんだろうか。競争による安値受注ではないのだろうか。
なお、同社は法人税等調整額により法人税等合計額が▲233百万円となっており、税引前利益を逆に押し上げている。

 

銭高組
連結/百万円
売上高
営業利益
←率
経常利益
当期利益
14/3
117,522
324
0.3%
677
3,223
15/3
113,256
2,301
2.0%
2,954
14,081
16/3
115,041
4,526
3.9%
4,596
2,937
17/3
110,920
3,766
3.4%
4,190
4,324
17期/16期比
-3.6%
-16.8%
 
-8.8%
47.2%
18/3期予想
125,900
3,550
2.8%
3,750
2,650
18/3予/17期
13.5%
-5.7%
 
-10.5%
-38.7%

 

受注状況 2017年3月期 単体
単体/百万円
受注額
前年同期比
土木官庁
26,320
-19.7%
土木民間
5,060
-69.2%
土木海外
 
 
↑土木計
31,380
-36.3%
建築官庁
11,914
-14.8%
建築民間
77,503
24.8%
建築海外
 
 
↑建築計
89,417
17.5%
国内官庁
38,234
-18.2%
国内民間
82,563
5.1%
国内工事計
120,797
-3.6%
海外工事
 
 
工事合計
120,797
-3.7%
不動産開発等
 
 
受注合計
120,797
-3.6%
なお、同社は期末受注残については説明していない。

[ 2017年5月12日 ]
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