アイコン 韓国コーヒー王のKHカンパニー/会社更生法申請 カン・フン代表自殺

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コーヒーチェーン店「HOLLYS COFFEE」などを創業し、一代で成功を収めた韓国の「コーヒー王」ことカン・フン氏(KHカンパニー代表)が7月24日、ソウル・盤浦洞の自宅で首を吊って死亡しているのが見つかった。
遺体を発見した関係者は、警察の事情聴取に対し、カン氏がメールで会社更生手続きの申請に言及し「つらい」と述べていたと話しているという。その後、カン氏と連絡が取れなくなったため、自宅を訪ねたという。
カン氏が経営していたKHカンパニーは7月14日、ソウルの裁判所に会社更生手続き開始を申請していた。
同社は、デザート専門カフェ「マンゴーシックス」の売り上げが低迷し、経営が傾いた。
カン氏は、前妻と離婚し、ワンルームマンションで一人で暮らしていた。
警察は、外傷が見当たらないことから、カン氏が自殺したものとみている。
遺書は発見されていない。
業界では、カン氏の死について「生き残るために必死で流行を追い、拡大競争に耐え抜くフランチャイズ業界の断面を示している」との声が出ている。

「コーヒー王」と呼ばれたカン氏が、コーヒーの仕事に関わるようになったのは、1997年に新世界グループの「スターバックス韓国出資チーム」に配属されたのがきっかけだった。

新世界グループは、カン氏ら4人を米国のスターバックス本社に派遣して研修させた。
アジア金融危機でスターバックス出資は延期となったが、ハイスピードで成長する米国のコーヒー市場を目の当たりにしたカン氏は、韓国に帰国後に辞表を出し、韓国発のコーヒー専門店ブランド「HOLLYS COFFEE」を創業した。
4年後の2003年には50店舗まで規模を拡大した。HOLLYS COFFEEの成功後、2004年に会社をエンターテインメント企業に売却した。

 カン氏は、その後、エンターテインメントやバイオなどの業種に目を付けたが、大きな成果は収められなかった。
2008年にコーヒーチェーン「カフェベネ」のマーケティング本部長(社長)として迎えられ、コーヒー業界に復帰。芸能人を使った攻撃的なマーケティングを展開し、カフェベネは店舗数で業界1位となった。

カン氏は2010年にカフェベネを退社して、「KHカンパニー」を設立、デザート専門カフェ「マンゴーシックス」を立ち上げた。
カン氏は、メディアとのインタビューで「韓国にマンゴーシックスを300店、中国では3000店出店するのが目標」と語っていた。
姉妹ブランドの「ジュースシックス」「コーヒーシックス」も展開し、攻撃的な経営を続けた。
しかし、類似のデザート専門店が登場し、マンゴーシックスの収益性が悪化。KHカンパニーは2015年に▲10億ウォン(約1億円)、2016年に▲11億ウォン(約1億1000万円)の営業損失を露呈させた。

 カン氏と共に業務に携わった知人は、「彼のこれまでの20年は、韓国のフランチャイズ産業史の縮図だ」と話した。
この知人は、カン氏が事業を攻撃的に推進しすぎて困難に陥ったと指摘した上で「トレンド変化のスピードについていけなかったようだ」と話した。

フランチャイズ各社は、流行に合わせてブランドを展開し、加盟店拡大に集中して急速に成長するものの、人気が頭打ちになり成長が鈍ると、脆弱な財務構造のせいで経営が悪化しやすいという。

2013年まで韓国で店舗数が最多だったカフェベネの創業者のキム・ソンクォン氏も、経営難で2015年に会社を去った。

韓国公正取引調整院によると、昨年末現在で韓国のフランチャイズ企業は5273社。2012年の2678社から4年で59%も増加した。
しかし、平均存続期間はわずか4年8ヶ月。10年以上事業を継続しているブランドは12.8%にすぎない。
以上、韓国紙参照

日本でも「白いたい焼きブーム」はどこへ行ってしまったんでしょう。
いくら執念深い韓国でも反日ブームは千年もかからずとも、時と共に消える。

[ 2017年7月26日 ]
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