アイコン 東京都 訪都客支出・前年比▲2万円減

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東京都は昨年4月から今年3月にかけて、羽田空港や成田空港の国際線ターミナルで、都内を訪れた外国人を対象に滞在中の支出額などについてアンケート調査を実施。
結果、1人当たりの支出額は、中国人旅行客によるいわゆる「爆買い」の減速などを受けて、推計で13万1871円と、前年度に比べて約2万円、率にして13%減った。

滞在中の行動をたずねたところ、
「日本食を楽しむ」が87.2%と最も多く、
次いで「日用雑貨などのショッピング」が66.3%、
新宿などの高層ビルや近代的なまち並みの探索が60.7%
となった。

主な訪問先では、アジア地域からの旅行者を中心に
「新宿・大久保」が56.9%と最も多く、
次いで「浅草」が48.2%、
「銀座」が48.1%、
「渋谷」が43.9%
で、このうち欧米のほとんどの国の旅行者が、渋谷のスクランブル交差点に興味を持って訪れていることなどもわかった。

東京都は「今回の結果から、外国人旅行者のニーズをくみ取り、今後の観光施策に反映させていきたい」としている。

東京都は今年5月、平成28年の訪都客について、次のとおり発表していた。
平成28年に東京都を訪れた外国人旅行者数は約1,310万人(対前年比10.2%増)、日本人旅行者数は約5億1,430万人(同▲0.5%減)となった。

訪都外国人旅行者数は、東京の観光PRや旅行者の受入環境整備等の官民をあげた取組、諸外国における経済成長、平成26年以降の中国及び東南アジア諸国の査証発給要件の大幅緩和措置の影響が続いていること等により、過去最多となった。

訪都日本人旅行者数は、旅行志向の縮小や旅行先の分散化等の影響を受け、減少となった。
訪都旅行者が都内で消費した金額(観光消費額)は約5.7兆円(同▲4.6%減)、外国人旅行者の観光消費額は約1兆880億円(同▲2.4%減)で、減少となった。
訪都外国人旅行者の観光消費額は、円高の進展、中国人旅行者の消費額の縮小等の影響を受け、減少となった。
訪都日本人旅行者の観光消費額は、訪都日本人旅行者数の減少や消費意欲の低下等を受け、減少となった。
以上、

爆買いはリピーター客も多くなり、また、中国のネットで買え、高額商品は帰国入管で税金も取られ、沈静化しているが、訪日客の絶対数は増加しており、百貨店でも良否が分かれている。高島屋は訪日客を取り込むことに成功させている代表格だろう。
韓国からの訪日客が急増しているが商品構成は似ており買い物客は少なく、観光・食事中心で、一人当たりの支出を押し下げる方向に作用する。
 

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[ 2017年10月 3日 ]

 

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