アイコン 2018年度飲料市場調査/矢野研

 

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矢野経済研究所(矢野研)は、2018年度の飲料市場を調査し、飲料カテゴリー別の動向、流通ルート別の動向、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。

1、市場概況
2018年度(2018年4月~2019年3月まで)の飲料総市場規模(牛乳・乳飲料を含む)は、メーカー出荷金額ベースで前年度比101.5%の5兆1,800億円と4年連続で前年度実績を上回った。
ここ数年の市場拡大は天候要因に因る所が大きい。2018年度は、関東で梅雨明けが6月中と早く、7月の時点で全国的に記録的な猛暑となり、8月以降も高温が続いたことから飲用需要を大きく押し上げた。

一方で、需要の急増に製造が追いつかず出荷調整を余儀なくされたことや、豪雨や震災といった自然災害の多発に伴い、物流網が混乱するなどといった課題もあった。

カテゴリー別では、
炭酸飲料や日本茶飲料、ミネラルウォーター、スポーツ・機能性飲料など止渇飲料が好調だった一方、果汁飲料、コーヒー、紅茶、乳系飲料など嗜好飲料が苦戦した。

2、注目トピック
・各社の既存基幹ブランド重視の方向性がより鮮明に
近年は大手飲料メーカー各社が「収益重視」の方向性を明確に打ち出し、基幹ブランドの強化に注力する方針を鮮明にしている。そのため、新ブランドが生まれにくくなっており、新商品は既存基幹ブランドの派生商品が多くなっている。
各社の基幹ブランドは、ロングセラーブランドが多いことから、当該ブランドの下で商品リニューアルやラインナップを拡充することで、ロイヤルユーザー層を囲い込み、安定した売上を確保するとともに、ブランド全体のイメージを常に刷新し、目新しさを追求する戦略である。

こうしたなか、カテゴリーをまたいだ商品展開を行うことで基幹ブランドの多様性を広げていく動きも増えている。
2019年に入り、サントリー食品インターナショナル(サントリー食品)「サントリー天然水 GREEN TEA」や「クラフトボスTEA ノンシュガー」「クラフトボス ミルクTEA」、
アサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン ティー」、
コカ・コーラシステム「アクエリアス 乳酸菌ホワイト」などが発売されている。

3、将来展望
2019年度は、最盛期の7月が前年と一変して関東地方を中心に長梅雨や低温が続いたことで販売は低調であり、8月は猛暑となり盛り返したものの、市場を押し上げるには至っていない。
さらに、消費税率10%への引上げ時において飲料については、軽減税率が適用されるものの、一定程度消費の冷え込みは予想されることから、2019年度の飲料総市場規模(牛乳・乳飲料を含む)は、メーカー出荷金額ベースで前年度比98.9%の5兆1,250億円と縮小するものと予測する。
以上、

19号台風の前には飲料水や食料品がスーパーやコンビニから消えた。被災地では水道の供給が寸断されたところも多く、飲料水の耐用年数の長い備蓄用大型ボトルの販売も必要になるのではなかろうか。
 

[ 2019年10月25日 ]

 

 

 

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