アイコン 百貨店売上高 昨年25.7%減の4.2兆円 45年ぶりの低水準


日本百貨店協会によると、昨年1年間の全国のデパートの売上高は4兆2204億円で前年比で1兆5000億円余り下回り、1975年以来45年ぶりの低水準となった。

この1年間に閉店や開店した店舗を除く、既存店比較では前年比で▲25.7%(3年連続減/4兆2,204億円)下回り、下落幅はリーマンショックの影響を色濃く反映した2009年の▲10.1%よりもさらに大きく、統計が残る1965年以降で最大の落ち込みとなった。

インバウンドは、80.2%減(686億円)と4年ぶりに前年実績を下回った。

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これは新コロナ感染拡大により、インバウンド効果の喪失、店舗休業や営業時間の短縮により、売上高が大きく減少したことなどによるもの。

商品別では、販売の主力となっている女性向けの衣料品や化粧品の売上高が外出自粛や在宅勤務の広がりなどの影響で大きく落ち込んでいる。

デパートの売上高は、今年に入ってから今月18日までの全国の主な41店舗の速報値でも、感染拡大や主要都府県の緊急事態宣言により▲約35%減少している。12月の売上高は▲13.7%減と、前月より0.6ポイント増、15ヶ月連続のマイナスだが改善傾向にあった。1月はさらに急激に悪化している。百貨店各社は、オンラインでの販売強化などビジネスモデルの転換をどう図るかが課題になっている。

海外ではロックダウンもあり大手著名百貨店がこの間、次々に倒産に追い込まれている。

 

[ 2021年1月22日 ]

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