世界経済フォーラム(WEF)が4日発表した2019年の「旅行・観光競争力リポート」によると、日本は世界の観光力ランキングで総合4位となり、前回17年の調査から横ばいだった(2年に1回発表)。
リポートは日本について、「訪問者はそのユニークな文化資源に魅了されている」と高く評価する一方で、「自然資源の活用に関しては改善の余地がある」と注文を付けた。
調査は世界の140ヶ国・地域を対象に実施。「自然資源」「文化資源」「空港インフラ」など14項目で競争力を指数化し、ランキングにしたもの。
首位はスペイン。2位フランス、3位ドイツと続き、上位の顔触れは前回調査と同じだった。
WEFのクリストフ・ウォルフ氏は「観光から長期的な利益を得るためには、インフラ整備と環境保護のバランスを取ることが欠かせない」と述べている。