アイコン 仏アルストムが加ボンバルディアの鉄道事業を買収 世界第2位の規模に

Posted:[ 2020年2月18日 ]



フランス鉄道大手アルストムは17日、カナダのボンバルディアが持つ鉄道関連事業を買収すると正式に発表した。
買収総額は58~62億ユーロ(約6900億~7300億円)。

規制当局が認めれば、中国中車に次ぐ世界2位のメーカーが誕生することになる。日立など日本勢にも脅威となる可能性がある。
アルストムのアンリ・プパールラファルジュ最高経営責任者(CEO)は「当社が世界で地位を高める貴重な機会だ。ボンバルディアとは補完関係がある」などとの声明を発表した。ボンバルディアも17日、買収に合意するなどと発表した。

アルストムは、現金と同社株で買収額を支払う。この結果、カナダの有力年金基金「ケベック州貯蓄投資公庫」がアルストム株18%を持ち、同社の筆頭株主となる。従来の筆頭株主は仏複合企業ブイグだった。

2020年10月末までに開くアルストムの臨時株主総会での合意や、規制当局の認可を待って2021年6月までの買収完了を目指す。
買収で4~5年内に年4億ユーロのコスト削減効果を見込む。同社は2021~23年に市場が年率3%成長すると見込んでいる。

世界最大の中国中車が2015年に誕生して以来、アルストムは事業規模を拡大しようと他社の買収や統合を狙ってきた。2017年には独シーメンスとの事業統合を発表したが、欧州委員会が寡占市場になるなどとして統合を認めなかった経緯がある。
以上、



<日立はポンバルディアと共同受注している>

2019年6月、日立製作所は、カナダのボンバルディアと共同でイタリアの鉄道運営会社トレニタリアから高速鉄道向けの車両112両と保守サービスを受注したと発表した。2020年~21年末にかけて製造する。
両社の受注額合計は総額5億7千万ユーロ(約700億円)。日立は2015年に伊鉄道車両製造会社アンサルドブレダを買収しており、伊高速鉄道の車両受注は初となる。
グループ会社の伊鉄道車両メーカー、日立レールイタリアが、ボンバルディアと共同受注した。
イタリアで高速鉄道車両「フレッチャロッサ」を14編成112両を納入し、10年分の保守サービスを引き受ける。
受注額約700億円のうち日立が約415億円、ボンバルディアは283億円となる。両社のイタリア工場で製造する。
以上、

欧米は世界各地の新興国を以前は植民地として保有していた。独立しても利権を保持しており、政治的な関係の維持や言葉さえも変えさせ、旧宗主国の言葉が公用語になっている新興国も多い。
そうしたこと関係から、政治的な繋がりによるインフラへの有償援助をひも付きで行っているケースが多々ある。
日本の鉄道会社も生き残りたいならば、日立に吸収統合されるか、日立を外した全社が統合し、海外展開しない限り、長生きできない。

中国はそうしたつながりがないため、相手新興国の高官たちに巨額賄賂を握らせ、借金の漬物国にして間接的な現代版の植民地化を図っている。メキシコ新幹線も発注契約直前に、交通大臣への巨額賄賂が発覚し、新幹線計画そのものをメキシコ政府が白紙にした経緯もある。

日立の糞爺は日本の勤め人の報酬を東南アジア並みにしようとしている。歴代の墓場が見えている経団連会長こそが政府と組み、日本の将来をダメにし続ける元凶となっている。所詮、サラリーマンのなり上がりが経団連の会長たちである。オーナー企業の創業者に経団連会長を委ねる時にきている。

 


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