アイコン ガス機器カルテル/伊藤工機・富士工器・桂精機製作所に課徴金数億円命令へ

公取委は30日、ガス器具とボンベをつなぐ調整器や高圧ホースなどの供給機器をめぐり、伊藤工機・富士工器・桂精機製作所・矢崎総業の4社が、価格カルテルを結んでいたとして、うち3社に対し、独禁法違反(不当な取引制限)で排除措置命令と課徴金納付命令を出す方針を固め事前通知した。課徴金の総額は数億円とみられる。

事前通知を受けたのは伊藤工機(大阪府東大阪市)、富士工器(名古屋市)、桂精機製作所(横浜市)の3社。
立ち入りを受けた矢崎総業(東京都港区)は、違反を自主申告し、命令や課徴金を免除されたとみられる。

矢崎総業は、公取委から平成22年11月18日建設・電販向け電線で価格カルテルを結んでいたとして5社の1社として、価格カルテルの排除勧告と課徴金支払を命ぜられ、矢崎総業は72億6170万円の支払命令を受けている。
また、平成23年7月22日には、屋内配線に使用されるVVFケーブルで、価格カルテルを結んでいたとして排除勧告とかかる9社で総額62億2286万円の課徴金支払命令を受けている。

公取委に対して、価格カルテルを自主申告した場合は、排除勧告を受けるものの、肝心の課徴金は請求されないことから、矢崎総業は、もうたまらんとして、今回は自主申告(=タレコミ)したのであろうか。
 

[ 2011年12月 1日 ]
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