アイコン 使用済み核燃料プール満杯 工場動きまっせん/日本原燃

六ヶ所村の再処理工場には、東京電力の柏崎刈羽原発など全国3つの原発から出た使用済み核燃料あわせて19トンが26日運び込まれ、これで再処理工場の貯蔵プールにある使用済み核燃料はあわせて2937トンと貯蔵できる容量のおよそ98%に達した。
六ヶ 所村の再処理工場を運営する日本原燃の川井吉彦社長(東電出身)は、28日の記者会見で「使用済み核燃料の貯蔵プールはほぼ満杯になっているが再処理工場 の本格稼働に向けて焦らずに取り組みたい」と述べ、使用済み核燃料の保管場所の確保には工場の本格稼働が欠かせないとの考えを示した。

再処理工場をめぐっては日本原燃が本年9月、試運転の終了時期を来年10月まで1年間延期することを決めている。さらに本格稼働するには安定した運転が続けられるかどうかの国の検査を受ける必要があるほか、地元自治体などとの間で安全協定を結ぶ手続きが残されている。

<六ヶ所再処理工場>
日本の原子力発電所で燃やされた使用済み核燃料を集め、その中から核燃料のウランとプルトニウムを取り出す再処理工場である。
最大処理能力はウラン800t/年、使用済燃料貯蔵容量はウラン3000t。2010年の本格稼動を予定して、現在はアクティブ試験という試運転を行っている。
試運転の終了は2009年2月を予定していた。しかし、相次ぐトラブルのため終了は2010年10月まで延期されることが発表されていたが、2010年9月になってから、さらに完成まで2年延期されることが発表された。完成までの延期は当初予定から18回にも及ぶ。 
これら延期のため、当初発表されていた建設費用は7,600億円だったものが、2011年2月現在で2兆1,930億円と約2.8倍以上にも膨らんでいる。
欧米・露では核の再処理技術は当初軍事目的により確立しているが、日本には使用済み核燃料の再処理技術はないのだろう。全部電気代に上乗せ。

[ 2012年11月28日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索