アイコン アベノミクス 成長戦略第3弾 4分野雇用創出443万人

政府が5日打ち出す、成長戦略第3弾に盛り込む数値目標の全容が4日判明した。
「健康」、「エネルギー」、「次世代インフラ」、「観光」の4分野で、2030年までに計443万人の新たな雇用を生み出す。
大企業や都市に対策が偏らないよう配慮し、20年までに黒字の中小企業を70万社から140万社に増やし、10年後の40代以下の若年農業従事者を20万人から40万人に倍増させる。

政府は5日の産業競争力会議に数値目標を反映させた成長戦略の素案と実現に向けた工程表を示し、14日の閣議決定を目指す。
今後3年間で、医薬をはじめとする閉鎖的な市場の開放や規制改革を進め、民間主導の経済成長を定着させる。

<次世代インフラ>
次世代のインフラ整備技術を輸出産業に育てる。特にIT(情報技術)を駆使したエネルギーの有効利用や、高度道路交通システム(ITS)の推進を技術開発の重点分野としている。科学技術イノベーション総合戦略に盛り込む。
 財政の支出余地が限られるなかでは従来の公共投資依存型の経済から脱却すべきだとも訴えた。大都市圏はインフラの維持管理、地方都市はコンパクト化を目指すなど地域にあった街づくりが重要としている。
<エネルギー>
 エネルギー政策の分野ではメタンハイドレートや藻の活用など9分野に重点を置く方針。

<科学技術イノベーション総合戦略>
1、クリーンで経済的なエネルギーシステムの実現
主な取組(例)
• 浮体式洋上風力発電、火力発電の高効率化
• 燃料電池の開発等
2、国際社会の先駆けとなる健康長寿社会の実現
• がん等の革新的予防、診断、治療法の開発
• 医薬品、医療機器分野の産業競争力強化等
3、世界に先駆けた次世代インフラの構築
主な取組(例)
• インフラ補修、更新技術の開発
• インフラ耐震性等の強化技術の開発等
4、地域資源を’強み’とした地域の再生
主な取組(例)
• ゲノム情報を活用した新たな育種技術の開発
• IT・ロボット技術等による生産システムの高度化等
5、東日本大震災からの早期の復興再生
主な取組(例)
• 被災者に対する迅速で的確な医療の提供と健康の維持
• 津波発生情報の迅速かつ的確な把握等

人・物・金・時間、フワフワ戦略より足元固めの具体的方策も必要かと思われ、何か危ういような。株価が反応すれば、気分で政府の戦略は具体化しようが、アメリカの4日の株価は落っこち、かろうじて100円台に乗っかっている円も気がかりである。アベノミクスの成長戦略に1回反応していなければ、織り込み済みとして通り過ぎてしまうのだが・・・・。
 

[ 2013年6月 5日 ]
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