アイコン ネット接続の複合機のデータ丸見え メーカー7社注意喚起 大学など26校

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東京大学医科学研究所、東北大学、琉球大学など、 複数の大学でのデジタル複合機からの情報漏洩事件
複合機やプリンターの一部の内部データが、ネット上で見えていた問題で、複合機メーカー7社は各ホームページで注意と対策を呼びかけている。
 7社はコニカミノルタ、富士ゼロックス、リコー、キヤノン、京セラドキュメントソリューションズ、シャープ、東芝テック。
複合機やプリンターの内部データが外部から閲覧されないよう、利用者と設置者に通信遮断装置(ファイアウォール)やパスワード設定といったセキュリティー対策の再点検を求めている。
 2012年の複合機の国内出荷数だけでも約56万台。

原因は、複合機にはEWSを搭載され、ネットワーク機器に組み込む形で搭載される「Webサーバー」となっている。
複合機やテレビ会議システム、Web監視カメラ、IP電話機など多くの機器が、内部にWebサーバーを搭載している。
EWSの主な目的は、機器の自動的な構成管理や遠隔地からの保守点検、課金情報の収集など。
複合機メーカーなどのシステムと通信して、必要な情報をやり取りする。そのため、
(1)外部からアクセスが可能、
(2)Webサーバーとして簡素な構成を持つ
という特徴がある。

実はこれが、セキュリティー対策が不十分なWebサーバーをインターネット上に公開している状態を生み出している可能性があると指摘されている。

 独立行政法人の「情報処理推進機構」(IPA)もホームページで「システム管理者は運用している機器の説明書にあるセキュリティー対策を確認してください」と要請している。
機器の特性や業務上のリスクを踏まえ、
管理者を明確にし、ネット接続のルールを徹底する
ファイアウォールを経由し、初期パスワードを変更する
不必要なネット接続はしない
などと求めている。
以上、

メーカー側は今回のセキュリティ問題をどう捉えているのだろうか。以前からその危惧が発表されており、当初からわかっていたはずだ。
問題がクローズアップされたり、事件になったりしない限り、問題にしないメーカー側の利益第一主義体質は、今の日本企業の立つ位置なのだろう。メーカーの使用者側に立ったセキュリティ意識0。
 日本のメーカー各社は、日本全国の極秘技術を61398部隊にどうぞ見てくださいといっているようなものだ。

[ 2016年1月 7日 ]
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