アメリカ これまでの銃乱射事件と幼児誤射事件 米国「自分の身は自分で守れ」戦場?
ジュウ社会をジユウ社会と勘違いしているアメリカ合衆国、国民誰もが銃を購入することができ、州によっては、購入調査もほとんど行われず、ネットでも販売されている。これまでにも大きな乱射事件があるたびに、規制の試みはされたが、全米ライフル協会傘下の連邦議員たちにより、否決されてきた。セミオートのライフルさえ禁止できない現実がある(全自動は禁止されているが実質形骸化、別途フルオート部品を販売している)。
当然ながら、そのツケは国民が防御できない誤射や乱射という形で受けている。アメリカの人口3.1億人に対して、国民が所有する銃は3億~4億丁という。その中には多くの半自動小銃が含まれる。
2017年10月1日、午後10時頃、米ネバダ州ラスベガスの中心部にあるマンダレイ・ベイ・リゾート・アンド・カジノホテル前で開催のカントリーミュージック・フェスティバル「Route 91 Harvest」(観客数:約2万2千人)の会場に向け、同ホテル32階から自動小銃を乱射、58人が死亡、527人が負傷した。犯人は自殺、借りた部屋からは自動小銃など23丁、車や自宅などからも24丁の計47丁の銃が大量の弾薬とともに発見された。半自動小銃にはフルオート部品が装着され、そうした銃は4州で購入していた。
2017年7月30日、フロリダ州タンパで、母親の銃を見つけて遊んでいた4歳の少年が誤って自身を撃ち死亡。
2017年6月14日、首都ワシントン近郊のバージニア州アレクサンドリアで、野球の親善試合中の共和党下院№3のスティーブ・スカリス議員らが撃たれ重症、計4人が負傷した。
2016年6月12日、米フロリダ州オーランドのナイトクラブで銃乱射事件が発生し、容疑者1人を含む50人が死亡し、53人が負傷した。
2016年4月26日、米ウィスコンシン州ミルウォーキーで、車の後部座席に乗った2歳半の男児が、運転席の下から滑り出た40口径の銃を取り、誤って発砲、運転仲の母親を死亡させた。男児はシートベルトをしていなかった。
2015年12月2日、米カリフォルニア州サンバーナーディーノで銃乱射事件が発生し、少なくとも14人が死亡し、17人が負傷した。
2015年6月17日、米サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で白人1人が銃を乱射し、9人を殺害した。ヘイトクライムであることが証拠から明らかになった。
2014年11月27日、オクラホマ州タスラの民家で、3歳の男児がセミオートのハンドガンを見つけて発砲し、1歳の娘のオムツを変えていた26歳の母親の頭に命中し、死亡した。
2013年4月30日、ケンタッキー州カンバーランド郡バーケスヴィルで、5歳の少年がライフル銃を誤射し、2歳の妹を死亡させた。そのライフル銃は親が5歳の誕生日に息子にプレゼントしたものだった。
2012年12月14日、米コネチカット州のサンディフック小学校に銃を持った男が侵入し、児童20人と教員6人を殺害した。
2012年7月20日、米コロラド州の州都デンバー近くの映画館で銃乱射事件が発生し、少なくとも14人が死亡し、50人が負傷した。
2011年1月8日、米アリゾナ州ツーソンでガブリエル・ディー・ギフォーズ連邦下院議員(女史、民主党、銃規制反対派、辞任して銃規制賛成派に改心)が、屋外で講演中に頭部を撃たれ重傷、秘書ら6人が殺害された。
2009年4月3日、米ニューヨーク州ビンガムトンで銃乱射事件が発生し、犯人を含む14人が死亡し、4人が負傷した。
2007年4月16日、米バージニア工科大学で銃乱射事件が発生した。学生1人がキャンパス内で発砲し、犯人を含む33人が死亡し、23人が負傷した。
以上、筆者判明分のみ掲載