アイコン 9月の首都圏の分譲マンション販売戸数13%減 3ヶ月ぶり減/不動産経済研究所

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不動産経済研究所が16日発表したマンション市場動向調査によると、9月の首都圏の新規発売戸数は前年同月比▲13.0%減の2978戸だった。
都心の大型物件の売り出しが一巡して3ヶ月ぶりに減少した。昨年9月に消費増税の駆け込み需要をにらんだ大型物件の発売が集中した反動も出た。
同時に発表した2017年度上半期(4~9月)の首都圏の新規発売戸数は、前年同期比▲3.6%減の1万6133戸だった。
同期間としては、4年連続で前年実績を下回り、1992年(1万357戸)以来の低水準だった。
1戸あたりの平均価格は、5.9%高い5993万円と1991年(6137万円)以来の高水準を記録した。

<9月の首都圏分譲マンション販売状況>
◎ 発売▲13.0%減の2,978 戸、契約率 64.9%。新規大型少なく市況は低調。
◎ 戸当り価格 5,824 万円、㎡単価 84.6万円。神奈川以外がいずれも上昇。

(1) 販売戸数
9月の発売は2,978戸、前年同月(3,424戸)比▲13.0%減、前月(2,101 戸)比41.7%増。

9月の地域別発売戸数は、
東京都区部1,167戸(全体比39.2%、前年同月比▲8.3%減)、
都下 342 戸(同 11.5%、▲32.9%減)、
神奈川県 876 戸(同 29.4%、▲6.8%減)、
埼玉県 343 戸(同 11.5%、▲17.5%減)、
千葉県 250 戸(同 8.4%、▲12.3%減)
となっている。東京都のシェアは 50.7%。

(2)契約率
契約率64.9%、前年同月比 7.1 ポイントダウン、前月比では 3.3 ポイントダウン。
’17 年 8 月 68.2%、7 月 71.9%、6 月 67.2%、5 月 72.2%、4 月 66.3%、3 月 66.2%、2 月 68.4%、1 月 61.6%、’16 年 12 月 76.6%、11 月 62.5%、10 月 61.6%、 9 月 72.0%。

9月の地域別契約率は、
都区部65.9%、
都下 38.6%、
神奈川県 70.9%、
埼玉県 58.9%、
千葉県 83.6%。

(3)価格
1戸当り価格は5,824 万円、1 ㎡当り単価は 84.6 万円。
前年同月比で戸当り 246 万円(4.4%)のアップ、㎡単価は 6.0 万円(7.6%)アップしている。

9月の地域別平均価格、1㎡当り分譲単価は以下のとおり。
東京都区部7,364 万円、110.2 万円(7.5%アップ、11.8%アップ)、
都下5,132万円、71.1 万円(11.8%アップ、13.4%アップ)、
神奈川県5,002 万円、71.9 万円 (8.2%ダウン、5.5%ダウン)、
埼玉県 4,554万円、65.1 万円(10.4%アップ、8.9%アップ)、
千葉県4,207万円、60.3 万円(0.1%アップ、6.0%アップ)。

(4)超高層物件
9月の超高層物件(20 階以上)は 20 物件 340 戸(49.3%減)、契約率 60.6%(前年同月 14 物件 671 戸、契約率 80.3%)である。

(5)繰越在庫数
9月末現在の翌月繰越販売在庫数は 6,081戸で、2017 年 8 月末現在の6,107戸に比べて 26 戸の減少。2016 年 9月末残戸数は6,120 戸。

(6)10月販売見込み戸数
2017年10月の発売戸数は3,500戸の見込み(’16 年 10 月 2,903 戸、’15 年 10 月 2,921 戸、’14 年 10 月 3,125 戸、’13 年 0 月 3,506 戸)


 

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[ 2017年10月16日 ]

 

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