アイコン 失墜のGAP CEO辞任 世界のアパレルランキング

 

 

米衣料品のGAPincは20日、主力部門GAPのジェフ・カーワン最高経営責任者(CEO)兼社長が辞任したと発表した。

カーワン氏は内部昇格で2014年12月に同職に就いたが、在任中にGAPブランドが既存店売上高で前年同期比プラスとなったのは2017年8~11月期の1四半期のみで、引責辞任に追い込まれた。 同社はGAPの上級副社長を暫定CEOに任命し、後任探しを始めた。

GAPは、総売上高の25%を占めるTシャツ、デニムなどカジュアル衣料販売で成長したが、ファストファッションやディスカウントストアなどと商品力でも価格面でも優位性が乏しく、顧客流出が目立っている。
カーワン氏がトップに就いた時点でGAPは北米に970店以上あったが、2017年7月末時点で834店まで縮小している。

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親会社のGAPincのアート・ペックCEOは「ブランド力が改善方向にあるのは喜ばしいが、利益成長が達成できていない。ジェフ・カーワン氏とは指導層を変える時期にきたと合意した」と述べた。
以上、

親会社GAPincの2017年8~10月の決算は、売上高が前年同期比1%増の38億3800万ドル(約4330億円)、純利益は12%増の2億2900万ドル。既存店売上高は3%増で、4四半期連続でプラスとなった。
低価格帯のオールドネイビーが4%増(前年同期は4%増)、GAPが1%増(同▲4%減)、バナナリパブリックが▲1%減(同▲6%減)だった。

また、2016年度(2017年1月28日終了の会計年度)の売上高は、前年度比▲1.8%減の155億1600万ドル(約1兆7000億円)、2期連続での減収だった。
2017年10月、今後3年間で傘下の「GAP」と「バナナ・リパブリック」の店舗を約200店閉鎖すると発表していた。
衣料品業界では世界第3位だったが、売上不振から3位の座をユニクロに奪われていた。

 

世界のアパレルランキング/$=113円/億円
 
会社名
店舗名
売上高
前期比
1
Inditex
ZARA
スペイン
28,368
12.0%
2
H&M
H&M
スウェーデン
24,802
6.0%
3
Fast Retailing
Uniqlo  
日本
17,864
6.0%
4
Gap
Gap
米国
17,657
-2.0%
5
L Brands
Victoria's 
米国
14,309
3.0%
6
C&A Europe
C&A
ドイツ
10,446
-0.2%
7
Primark
Primark
アイルランド
8,471
11.0%
8
Ascena retail 
Ann taylor
米国
7,960
46.0%
9
Next
NEXT 
英国
5,834
-2.0%
10
Shimamura
しまむら
日本
5,654
4.0%
 
会社名
決算期
営業利益率
店舗数
店舗名は代表店舗
1
Inditex
17/1
17.2%
7,292
2
H&M
16/11
12.4%
4,351
3
Fast Retailing
16/8
7.1%
3,160
4
Gap
17/1
7.7%
3,659
5
L Brands
17/1
15.9%
3,074
6
C&A Europe
15年期
 
1,577
7
Primark
16/9
11.6%
315
8
Ascena retail 
16/7
1.3%
4,906
9
Next
17/1
20.2%
538
10
Shimamura
17/2
8.6%
2,066
 
 
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[ 2018年2月21日 ]

 

 

 

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