アイコン 韓国GM撤退の裏事情 韓国政府の支援要請 独オペルのPSAへの売却が絡む

 

 

韓国GMは社長が不在となっている。北米・中国を除いたGMグローバル事業場を総括するGMインターナショナルのトップが今年に入って3回も訪韓している。これはGMが定めた期間が迫っていることによるもの。
アングル社長は13日、群山工場の閉鎖を決め、「2月末まで利害関係者との議論を続け、意味のある進展がなければいけない」と述べた。「意味のある進展」がなければ追加リストラがあるということを意味する。追加リストラの輪郭が表れている。

GMは昨年2月プジョー・シトロエングループに独オペルを売却したが、昨年11月、ロシェラー最高経営責任者(CEO)は、輸入縮小を含む「オペル復活3大戦略」を発表していた。
特にロシェラーCEOは、韓国GMから輸入する小型車「スパーク」と小型SUV「トラックス」に言及し、「韓国GMの2ヶ所の工場(富平・昌原)から輸入する車がオペルの全体生産量の10%にのぼり、これは良くない事業(not a good business)」と評価した。

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GMは系列会社オペルとボクスホールを通じて「スパーク」「トラックス」を販売してきた。昨年プジョーシトロエングループ(PSA)にオペルを売却したが、その後も依然としてオペル・ボクスホールは、この車を韓国GMから輸入して販売している。
ロシェラーCEOは、2020年まで海外輸入台数を最大20万台縮小すると明らかにし、「韓国での生産分を欧州で生産すればオペルの流動性を管理するのに有利であり、収益性も高め、雇用も増やすことができる」と話していた。

結局、韓国GMの昨年の全体輸出(52万台)のうち32%(16万台)を占めていた欧州向けが抜ければ、韓国GMは追加リストラを断行するしかない。
特に昌原工場は「ダマス」「ラボ」など軽商用車生産台数7万5000台よりも欧州に輸出する「スパーク」は13万5000台、輸出量の64%と生産台数が多い。富平工場もオペルに「トラックス」(現地名「モカ」)を輸出している。
以上、

プジョー・シトロエングループが韓国GMからの輸入をストップした場合、韓国GMは大打撃を受け、韓国内でも売れておらず、GMとしては完全撤退が視野に入ってくる。そうした16万台が抜け、残る23万台の輸出と13万台の国内販売車の計36万台で韓国GMの生産を維持するならば、赤字が出ることから、追加リストラやむなし。さらに韓国政府が支援しなければ、赤字を垂れ流すことから、完全撤退もありうると事前表明しているもの。

 

韓国GM工場
工場
従業員
稼働率
生産車
群山工場
2,000
20%
クルーズ
オーランド
昌原工場
1,700
70%
スパーク
ダマス・ラボ
富平第1工場
10,000
100%
アベオ
トラックス
富平第2工場
50%
マリブ
キャブティバ
韓国GM販売台数推移
 
総販売台数
うち国内販売台数
 
台数
前年比
台数
前年比
2017年
524,547
-12.2%
132,377
-26.6%
2016年
597,165
-4.0%
180,275
13.8%
2015年
621,872
-1.4%
158,404
2.6%
2014年
630,532
-19.2%
154,381
2.2%
2013年
780,518
-2.5%
151,040
3.7%
 

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[ 2018年2月20日 ]

 

 

 

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