アイコン 老舗「富士屋旅館」元経営の(株)DKS(石川)/特別清算

 

 
 

元旅館経営の(株)DKS(所在地:大阪市中央区伏見町***)は10月8日、大阪地方裁判所において、特別清算の開始命令を受けた。

負債額は約3億円

同社は大正9年創業の山代温泉の老舗「富士屋旅館」の元経営会社。山城温泉の石川県加賀市山代温泉桔梗が丘2丁目にあり、客室35室内外、収容人員約130名の旅館を経営していた。山代温泉では小規模経営となるが、老舗でもあり第一号源泉を使用し、源泉掛け流しの露天風呂や美人の湯が売りの旅館として人気を有していた。

バブル当時は6億円以上の売上高を計上していたが、バブル崩壊でその後は苦しい経営が続いていた。そうした中、北陸新幹線開業やインバウンドにより業況が回復してきたが、悪化した財務内容を改善するため、中小企業再生支援ファンドの支援を受け、平成29年11月会社分割、旅館事業を新会社に承継させ、同社はDKSに社名変更して本店登記の住所地も大阪に移転させ、6月に解散を決議していた。

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「富士屋旅館」は、現在新会社により「温泉めい想倶楽部 富士屋旅館」として営業が継続してなされている。温泉のほか北陸の味覚も楽しめ人気はよさそう。

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[ 2019年10月21日 ]
 

 

 


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