米労働省が21日発表した新規の失業保険申請件数(季節調整済み)は、16日までの1週間で243万8000件となり、7週連続で前週を下回った。新型コロナウイルス流行が本格化した3月下旬の週のピーク(約687万件)から大幅に減少したが、依然高水準。
申請件数は直近9週間で計3800万件を超えた。
従来は1982年10月に記録した69万5000件が週間件数の過去最多だったが、これを上回る水準が継続している。
全米50州が経済活動の一部再開へ動いているものの、レイオフ(一時解雇)はなお広がっている。
4月の失業率は3月の4.4%から14.7%に急上昇している。
経済再開を急ぐNY州でも地域により解除に動いているが、新規感染者は事業所より、外出禁止から開放された買物客などが多くなっているという。