韓国ではリッチウェイというセミナー型と訪問販売型で営業する健康食品販売会社における集団感染が拡大し続け、関連感染者は18日までに合計180人となっている。
韓国の感染の最大の特徴は、感染者が出た場合、その濃厚接触者が教会の礼拝など参列し、その教会で集団感染が発生していること。牧師が感染した場合、ほかの教会を受け持っているケースもあり、牧師を通じてほかの教会でも感染を拡大させるケースも見られている。
感染者が最初に判明しても、すでに感染は広がっているケースが多く、最初に判明した感染者が基点になった感染者かどうかも不明なことも多い。
そうしたことから、韓国当局は、接触者や施設滞在者に対して、最大限に感染検査の網をかけ、封じ込めに努めているが、感染力が強く、追いついていないのが現状だ。
5月のナイトクラブから始まった第2波、ナイトクラブ関連は収束したものの、そこから派生したのか、別ルートなのか、その後も集団感染が、大から小まで発生している。
韓国のポイントは教会にありそうだ。日曜ごとに開催される礼拝、ほかの発覚前の集団感染に巻き込まれた人が、無自覚のまま教会の狭い礼拝空間に至り関連感染拡大をもたらしている。