インターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)は26日、同日予定していた観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機の打ち上げを延期すると発表した。
7号機の打ち上げ延期は4回目。エンジンの点火器の一部で温度上昇が基準を満たさず、制御システムが緊急停止した。今後日程を調整して、再打ち上げを目指す。
7号機は全長10メートル、直径50センチメートル、重さ約1トンの液体燃料ロケットでバラの花などを載せていた。
26日の午後4時30分に打ち上げを試みたが、2つある点火装置の一つで十分な温度上昇が確認できず、メインエンジンを着火させる02秒前に制御システムがプログラムに基づき自動停止した。
原因は精査中だが、点火器の燃焼や、点火器内の温度を計測するセンサーの問題が考えられるという。
次回の打ち上げ時期は数ヶ月先で再調整する。
ISTは2019年5月に国内で初めて民間単独で開発したロケットが高度100キロメートルの宇宙空間に到達した。
以上、