アイコン 木村化工機 「工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム」開発


地球温暖化対策、工場のボイラ蒸気を化石燃料から電化に置き換えてCO2排出ゼロへ
化学工場や食品工場などの製造工程で用いられる大量の加熱エネルギーは、排熱として大気に放出されていることが多く、加熱に用いられるボイラ蒸気を発生させる過程では、CO2が排出されている。
木村化工機は、電化によるCO2排出ゼロ工場への変革をテーマに『工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム』を発明した。

本システムのフローとシミュレーションプログラムを開発し、特許を出願した。
本システムは、これまでヒートポンプの採用が困難とされていた不連続でエネルギーの需給がランダムとなるケースにおいて、効率よく熱を回収することが可能。

地球温暖化対策の観点から化石燃料由来のボイラ蒸気をゼロにして、原子力又は再生可能エネルギー由来の電力に置き換えることによりCO2排出ゼロが達成できる。本システムは、長年、蒸発・蒸留装置の省エネ化で培ったノウハウを最大限発揮できるような構成となっている。

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●特徴:ヒートポンプと蒸気圧縮機とで工場内の様々な熱を移動させ、不連続なエネルギーを有効利用
冷却塔から排出されるエネルギーを温水として回収し、更に真空蒸気を発生させ蒸気圧縮機で加圧蒸気に圧縮する。又、使用済み蒸気エネルギーから蒸気圧縮機で熱回収した蒸気も2基のアキュムレータに蓄熱しながらエネルギーを有効に再利用する。

●特徴:シミュレーションプログラムの自社開発
加熱、冷却ユーザの使用量及び使用頻度データを独自開発のプログラムでシミュレーションすることにより最適なシステム設計が可能としている。
以上、

中小企業ではボイラの廃熱利用の最大化がそれ以前に必要だろう。
木村化工機の今回の発明は大手企業のCO2対策には一考すべきところが多い。いづれ政府からの圧力もあり、事前に設置して記事に取り上げてもらったりすれば、金を使わず会社のイメージアップにもなる。

 

[ 2021年11月18日 ]

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