アイコン 中国の洪水は続く

Posted:[ 2020年7月22日 ]

中国は中南部の長江流域を中心に1ヶ月以上も続いた豪雨と洪水のため人命・財産被害が増え、ついには安徽省当局が増えた水を放流するためジョ河のダムを爆破した。

香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などは19日、今年の洪水の直接的な原因は、北西太平洋上空の亜熱帯性高気圧と長江流域の冷たい空気がぶつかって持続的に豪雨をもたらしたためだと、専門家の発言を引用して報道した。

専門家らは今年の洪水の原因として、地球温暖化による気候変動を挙げた。
1961年から2018年まで「極度に深刻な降雨」、すなわち豪雨の発生頻度が高まる傾向を表したが、この60年間、年間の豪雨日数は10年ごとに平均3.9%ずつ増えている。特に地球温暖化問題が深刻になった1990年代半ばからは豪雨の発生頻度が急激に高まっている。

国立気候センターの気象学者は「一つの気象異変が気候変動のため直接的に発生したと言うことはできないが、長期的に見ると、地球温暖化は気象異変の発生頻度と強度を高める結果を招いた」と指摘した。



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また、湖付近の不法埋め立ても洪水発生に影響を及ぼした。
四川省地質鉱物局の地質学者は「数十年間、不法埋め立てと無理なダム建設で江西省の国内最大淡水湖のハ陽湖の面積と体積が減少した」と述べた。

20日の中国国営CCTVによると、安徽省ジョ河の2つの堤防が前日午前に爆破された。これを受け、川の水位は70センチ以上低くなると予想される。住民は堤防爆破の前にすでに避難した。

一方、世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」の水位は前日、最高水位をわずか11メートルほど残した163.85メートルまで上がり、懸念が強まっている。
以上、報道参照

四川省など長江上流域に北西太平洋上空の亜熱帯性高気圧と長江流域の冷たい空気がぶつかって持続的に豪雨をもたらしているが、冷たい空気が居座る原因は、インド洋にあり、インド洋でダイポール現象が強く生じ、アフリカ側で大雨をもたらし、インドネシア側で少雨になっているという。
太平洋のエルニーニョ現象と同じようなもので、インド洋で南東貿易風が強まり、東側にあった高温海水は西側(アフリカ側)へ移動させられ、また東側では深海からの湧昇や海面から蒸発が盛んになるために海水温が低下する。これが正のダイポールモード (今回の現象)。
一方、インド洋で逆に南東貿易風が弱まると、東から西への海流が滞るため高温の海水が東側に滞留し、西側は海水温が低下する。高温となった東側では対流活動が活発化する。これが負のダイポールモード。
今回、正の現象が強く生じ、大気の気流もヒマラヤ山脈を越え、偏西風の流れにも影響しているという。
こうした現象は8月まで続くとされている。
以上、

地球温暖化・異常気象の真の問題は、中国がオゾン層を破壊するフロンガスを過去、先進国が規制した当時の世界生産量よりも、現在多くの生産量を生産していることにすべて起因している。
それに加え、硫黄酸化物のPM2.5やらPM10を世界中に撒き散らし、知らぬ顔して生産させ続けているところに世界の政治の問題がある。国連や環境国際会議の形骸化が問われている。

今や中国だけにとどまらず、インドも大気汚染は深刻となっている。
先進国のすべてのODA予算を使ってでも、大気汚染を撲滅させることこそ、地球が健康に生き残れ、未来の人類へそれを継承することができようが、このままでは鼻毛は伸び続け、腹の中はどす黒くなり、頭の中まで黒く汚染されている。人が汚染されたら人は凶器に変わる。
その結果、覇権主義国家となった中国は、軍事費の2割を1年間だけでも煙突の大気汚染対策に使用すれば大気汚染は一気になくなり、脳味噌も本来の色を取り戻し、覇権主義も弱まるはずだ。
中南海では男女とも鼻毛剃り器が必需品になっているという。

↓7月22日15時30分の気象衛星画像
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