アイコン 楽天メディカルのがん治療「光免疫療法」承認 NIH小林久隆主任研究員開発薬

Posted:[ 2020年9月29日 ]

厚労省は先週、米国立衛生研究所(NIH)に所属する小林久隆主任研究員が開発した光に反応する化学物質と組み合わせたがんの薬を世界で初めて承認した。

小林久隆主任研究員は、がんを狙い撃ちにする抗体を使った薬に、光に反応する化学物質を組み合わせたがんの治療法を開発し、世界で初めて他の治療が難しい「頭けい部がん」の治療薬として、日本で承認された。薬剤を共同開発したのは「楽天メディカル」。

薬は、患者に点滴で投与され、体の外から近赤外線のレーザー光を当てると活性化されてがん細胞が破壊される仕組みで「光免疫療法」と呼ばれている。

小林主任研究員は、この治療法を数十年研究してきたということで「患者の手に届かなければ意味がなく、日本で承認されたことはうれしいかぎりだ。がん治療のもう1つの選択肢になってくれればよいと思う」と述べている。

また楽天の三木谷会長は「他の化学療法との組み合わせも可能になると考えている。なるべく早く患者に届けたい」と期待を示した。
この薬は今後、医療保険を適用する手続きが進められるが、早期に承認されたことから、販売された後も安全性や有効性について検証が進められる。
以上、



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DeNAが医療情報のまとめサイトで炎上したのも今は昔・・・、楽天は胡散臭い情報ではなく実際の医療に力を入れていたようだ。

小林氏は著書で、開発した薬を投与し、ガン細胞だけに光を投射し、がん細胞だけを破壊する。この方法でガンの8~9割は直せるとしている。
好結果が出れば、臨床領域を拡大し、安価にすべてのガンを治せる時代が来るかもしれない。

税金が投入されている九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)でのがん治療は、当初、保険適用がなく500万円前後の費用がかかっていた。しかし、保険適用が一部開始されるようになり、価格も下がったのか、「骨軟部」・「頭頚部」が237万円+診察・検査・薬剤費等の自己負担3割、前立腺160万円+同の3割が自己負担となっている。
重粒子線の装置そのものが高価で設備費に巨額を要することから、こうした粒子線治療の医療機関は全国にごく限られている。
楽天メディカルには庶民にも利用できるように価格を大きく下げてもらいたいものだ。


 

 


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