アイコン 3例目の鳥インフルエンザウイルス「H5型」感染発生 香川県の養鶏場

Posted:[ 2020年11月11日 ]

香川県は10日、三豊市にある養鶏場から「ニワトリが16羽死んでいる」という連絡があり、県の家畜保健衛生所で詳しく検査した結果、高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたという。
この養鶏場は今月5日にウイルスが検出された養鶏場から1キロメートル余り離れていて、県はこの養鶏場で飼育されていた約1万1000羽のニワトリを殺処分する。
また、この養鶏場から半径3キロ以内にある31の養鶏場からのニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径10キロ以内にある75の養鶏場からの出荷を禁止し、蔓延防止措置を取ることにしている。
以上、

鳥インフルエンザは、朝鮮半島、中国、ロシアなどから飛来する渡り鳥が持ってきており、特に香川県は昔から貯水池が多く、渡り鳥の飛来地になっている。
また、鳥インフルエンザウイルスは、鳥ばかりではなく、水鳥の糞などに接触したネズミやイタチ、鳥などに付着し、養鶏場に進入した場合、そうした小動物からの感染も生じる。



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当ウイルスは、水禽類(水鳥)の腸管で増殖、鳥間では(水中の)糞を媒介に感染する。水禽類では感染しても宿主は発症しない。
ウイルスの中には、家禽類のニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染すると非常に高い病原性をもたらす。
高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染例はほとんどないが、中国では人がH5N6型に感染して死亡した事例もある。
鳥とヒトのインフルエンザウイルスは近い関係にあり、混合し変異し、ヒトに脅威をもたらす可能性も指摘されている。

感染した養鶏場には、石灰を撒きウイルスの不活性化や小動物の侵入を防止するが、鳥などが空から養鶏場に侵入して感染させるケースが多い。
養鶏場への人の出入りは最低限にする必要がある。

韓国では2017年に、鳥インフルエンザが全土に感染拡大し、2016年11月に発生し、2017年1月3日までに3千万羽を殺処分、鶏肉や鶏卵が一時不足した事態に追い込まれ高騰していた。

 


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