香川県は10日、三豊市にある養鶏場から「ニワトリが16羽死んでいる」という連絡があり、県の家畜保健衛生所で詳しく検査した結果、高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたという。
この養鶏場は今月5日にウイルスが検出された養鶏場から1キロメートル余り離れていて、県はこの養鶏場で飼育されていた約1万1000羽のニワトリを殺処分する。
また、この養鶏場から半径3キロ以内にある31の養鶏場からのニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径10キロ以内にある75の養鶏場からの出荷を禁止し、蔓延防止措置を取ることにしている。
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鳥インフルエンザは、朝鮮半島、中国、ロシアなどから飛来する渡り鳥が持ってきており、特に香川県は昔から貯水池が多く、渡り鳥の飛来地になっている。
また、鳥インフルエンザウイルスは、鳥ばかりではなく、水鳥の糞などに接触したネズミやイタチ、鳥などに付着し、養鶏場に進入した場合、そうした小動物からの感染も生じる。