総務省が1日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント悪化し3.1%で、2ヶ月ぶりに悪化した。
完全失業者数は前年同月比51万人増の215万人で、9ヶ月連続増となった。
新コロナ感染拡大による雇用情勢への影響が依然、続いている。
厚労省が同日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍で、前月から0.01ポイント上昇。2019年4月以来、1年6ヶ月ぶりの改善となった。感染拡大で採用を控えていた企業の一部が、夏の「第2波」後にいったん状況が落ち着いたのを受け、採用活動を再開したとみられる。