アイコン 12月のスーパーの売上高1.8%増の1.3兆円 食品+衣料品苦戦


日本チェーンストア協会が発表した全国会員スーパーの販売高は次のとおりとなっている。

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■全体の概況
※会員企業数 56社/店舗数 11,897店
※総販売額 1兆3,010億円(店舗調整前)101.8%、(店舗調整後)101.7%

<部門別の概況>
12月は、新型コロナウイルス感染症の感染者数は減少したものの、年末年始における行動自粛の呼び掛けもあり内食化の需要が見られ食料品はまずまずの動きだった。衣料品はまずまずの動きだったが、住関品も堅調に推移したことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。

■商品別の動き
○食料品 売上高構成比67.6%/前年同月比1.9%増(調整前)
●農産品 同比9.1%/2.9%増
 農産品は、じゃがいも、玉ねぎ、人参、レタス、ミニトマト、きゅうり、ブロッコリー、ゆず、さつまいも、カット野菜などの動きは良かったが、白菜、大根、長ねぎ、トマト、キャベツ、蓮根、にんにく、きのこ類などの動きは鈍かった。
果物では、いちご、柿、バナナ、キウィフルーツ、パイナップル、カットフルーツなどの動きは良かったものの、みかん、りんご、ぶどう、アボカドなどの動きは鈍かった。

●畜産品 8.2%/同比▲0.4%減
 畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに動きは鈍かった。
鶏卵の動きは良かったものの、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。

●水産品 6.8%/同比0.5%増
水産品は、刺身盛り合わせ、養殖真鯛、サーモン、あじ、塩鮭、塩さば、数の子、漬け魚、開き魚、貝類、海藻類などはまずまずの動きだったが、まぐろ、たこ、いか、さんま、いわし、切身、かに、うなぎ、いくら・筋子、干物、ちりめんなどの動きは鈍かった。

●惣菜 8.6%/同比5.7%増
 惣菜は、温惣菜は、揚げ物、中華、焼き物などは好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに好調。弁当、寿司の動きも良かった。

●その他食品 34.9%/同比1.6%増
 その他食品は、飲料、アイスクリーム、食用油、冷凍食品、食酢、和・洋菓子、米菓、珍味、ノンアルコール飲料、酒類の動きは良かったが、米、餅、乳製品、牛乳、ヨーグルト、麺類、鍋つゆ、水物、練物、豆腐、納豆、パスタ関連、粉類、スープ類、調味料、インスタントコーヒー、チョコレート、スナック菓子、缶詰、漬物などの動きは鈍かった。

○衣料品 55.9%/同比▲3.8%減
●紳士衣料 1.1%/同比▲0.7%減
 紳士衣料は、ジャケット、スラックス、セーター、カジュアルパンツ、裏起毛トレーナー、ポロシャツ、アウターなどはまずまずの動きだったが、コート、スラックス、カジュアルシャツ、チノパンツなどの動きは鈍かった。

●婦人衣料 1.3%/同比▲2.6%減
 婦人衣料は、コート、スラックス、ジャケット、セーター、カジュアルシャツ、裏起毛トレーナー、アウター、 裏起毛レギンスパンツなどはまずまずの動きだったが、ニット、カットソー、デニムなどの動きは鈍かった。

●その他衣料・洋品 3.6%/▲5.0%減
その他衣料・洋品は、紳士・婦人リラクシング、紳士・婦人インナー、ストッキング・タイツ、ひざ掛け、手袋、帽子などはまずまずの動きだったものの、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人・子供インナー、子供トレーナー、ファッションマスク、スクール衣料などは苦戦した。

●住関連品  19.3%/同比▲0.6%減
●サービス 0.3%/22.7%増
●その他 6.8%/同比13.6%増
以上、

 

[ 2022年1月26日 ]

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