アイコン 中国 11月の輸出21.1%増 新コロナ対策品+クリスマス商戦向け拡大

Posted:[ 2020年12月 8日 ]

中国の輸出は11月にドルベースで2018年2月以来の大きな伸びとなった。年末の需要増が寄与し、貿易黒字は月間ベースで過去最大に膨らんだ。

中国税関総署が7日発表した11月の輸出はドル建てで前年同月比21.1%増と急増した。一方、輸入は前年同月比4.5%増と内需は回復中となっている。

この結果、11月の貿易黒字は754億ドル(約7兆8400億円)と、データを取り始めた1990年来最大となった。

中国の堅調な貿易統計と国内消費の持ち直しは11月も景気回復が続いたことを示唆している。

欧米などで新コロナ感染が再び広がっており、中国の輸出の伸びをこれまでけん引してきたマスク等個人防護具やパソコン等在宅勤務用機器の輸出需要がさらに高まる可能性がある。

中国が効果的な新コロナを収束させ、海外のクリスマス商戦に向けた力強い受注による恩恵を受けているとし、「輸出の好調は中国経済の見通しを巡る今年最大のサプライズの1つだ」と指摘されている。




輸入の伸びは予想よりもやや弱めで、冬場が近づく中でインフラ支出の一服を示唆しているとの見方がある。地方政府による自動車購入に対する補助も内需を引き上げている。

年末が迫り、中国は第1段階の米中貿易合意の条件を満たすため、米国からの輸入を強化する必要があるが、直近のデータは目標の達成には程遠い状況にあることを示している。

対米貿易黒字額は11月に374億ドルと過去最大を更新している。

バイデン次期米大統領は、トランプ政権が発動した中国に対する追加関税を早期に解除せず、対中戦略を策定する前に同盟国と相談すると語っている。



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