中国中央テレビ(CCTV)は12月12日、中国に生息するジャイアントパンダには実は2種類存在すると報じた。
同テレビはニュース番組の中で画面に2頭のパンダの画像を表示した上で、「違いがわかりますか?
左側が『四川パンダ』で、右側が四川省(省都:成都)と北の秦嶺山脈(チンリン山脈)を隔て隣接する陝西省(省都:西安)の『秦嶺パンダ』です」と紹介した。
両パンダはいずれもジャイアントパンダ(クマ科、熊猫)の亜種であり、「四川パンダ」は頭の形が大きくて長く、熊に似ているのに対し、「秦嶺パンダ」は頭が丸くて顎が小さく、猫に近い形状であると説明した。
また、両パンダが近親種であるものの、DNA研究の結果、「すでに30万年にわたって交流がない」ことが明らかになっているとも伝えた。