日本では医療関係者を対象にワクチン接種が始まり、副作用嫌疑の病状については報告され、1人が死亡(政治医師により直接的因果はないとする判断がなされることが濃厚)、アナフラキシー(アレルギー反応による重症/1人)およびそれに準じた症状が出た人がでている。
基礎疾患・既往症等悪化、要治療or最悪死亡
アナフラキシー発症
アナフラキシー様発症
一方、韓国では、3月5日までにアストラゼネカ(AZ)製ワクチンを22万1944人、ファイザー製は3909人が接種し、異常反応は1558件、一般的に現れる頭痛や発熱、吐き気、嘔吐など軽微な症状、13件はアナフラキシーと疑われる事例、けいれん事例も1件。死亡者は6人。ほとんどAZ製だった。
<接種後、抗体形成には15日必要>
韓国の国立中央医療院の看護師2人は2月28日にファイザー製ワクチンを接種、3月5日に発熱し検査を受けたところ陽性判定だった。この2人はワクチンの抗体が形成される前にウイルスに感染したという。
国立中央医療院では、先月28日にファイザー製のワクチン接種を受けた看護師2人が、ウイルス検査で陽性判定を受けたと発表しました。
同医療院では、同じ病棟で勤務している40人あまりの看護師を対象に全数調査を行い、看護師1人が追加で陽性判定を受けたという。この女性と2人は3月1日に同じ病棟の夜勤だったという。
国立中央医療院では、ワクチン接種を受けても、抗体が形成されるためには少なくとも15日はかかり、抗体が形成されるまではウイルスに感染する可能性がある。
以上、韓国紙参照
日本、2月17日から接種が始まり、3月5日夕時点で4万6,469人接種
韓国、2月26日から接種が始まり、3月5日までに22万5,853人接種。
韓国、6日現在、累積接種数は31万6,865人、副作用は軽微を主に3,915件発生(AZ製3896件、ファイザー製19件)し、死亡は11人となっている。
日本も逐次、こうした発表をしてもらいたいものだ。
このスピードの違いは、
(1)ワクチン量の問題、日本が接種しているワクチンはファイザーから直接購入した分のみだが、韓国はCOVAX(共同購入機構/日本含め先進国が拠出した本来は低貧国向け)経由でワクチンを取得して接種している分。
(2)何事も石橋をたたいてなかなか渡らない日本当局と、猪突猛進型の韓国との違い。日本はこのままだと接種に要する期間は来年夏までかかるかもしれない。米国では最近は日に200万回ベースで接種している。
アベノミクスの好景気と背景の力で、スピードを要する危機管理意識が総崩れになっているようだ。そんなこんなで人様の危機意識など他人事で絵空事、東京都などでは12月以降の時短補償金も6割以上の事業者がまだ受け取っていないという。固定費の支払いが毎月発生する。
↓米ファイザー製とモデルナ製がmRNA型になる