ドイツのドレスデンにあるアルテ・マイスター絵画館で、オランダの画家フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」の修復が終わり、報道陣に9日公開された。
フェルメールは、画面上部の壁面にキューピッドを描いたが、死後に別人が上塗りで隠した。3年がかりで上塗りを取り除き、キューピッドの全身が現れた。
1657~59年ごろの作品。
手紙を読む女性の背後には、修復前まで褐色の壁が描かれ、キューピッドが完全に覆われていた。
今回、絵画の中にキューピッドの絵を描いた「画中画」の作品として蘇った。
来年には、東京都美術館などで公開が予定されている。