中国の不動産開発会社、花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)は4日が期限だった社債2億570万ドル(約230億円)相当を償還できなかったことを明らかにした。
中国恒大集団の同業他社も苦境に陥る事態となっており、多額の負債を抱える中国不動産企業を巡る緊張が高まっている。
花様年は発表文で、経営陣と取締役会が今回の未払いに伴う「グループの財務および現金状況への潜在的な影響を見極める」と説明。
一方、不動産管理を手掛ける碧桂園服務も、花様年傘下の企業が4日期限の7億元(約120億円)相当の借り入れを返済せず、不履行が想定されると発表した。
花様年の社債価格は4日に急落。債券価格報告システムのトレースによれば、12月償還債(表面利率6.95%)の価格は額面1ドルに対して38セントへと30セント近くまで下落している。
中国政府は、レバレッジに関する厳格な規制を維持する一方、住宅価格の抑制に向けた措置で販売も低調。ここ数日は不動産会社が直面するストレスを示す事例が相次いでいる。
中国不動産会社では新力控股も、債権者が利払い不履行で84億円の支払いを要求している。
融創中国もプロジェクトの一つが現地当局の不動産投資抑制策の影響で販売が振るわず、浙江省紹興市の当局に支援を要請したと報じられている(後日、融創は否定)。
中国泛海控股集団(チャイナ・オーシャンワイドHD/本社:北京)傘下の香港企業は、米国で事業展開しているが、当局の指摘どおりポートフォリオを改善しなければ事業継続が困難に陥る可能性があり、35億ドル投資規模のサンフランシスコで2番目に高いビルのプロジェクトなど執行中だが、すでに当建築物は基礎工事段階でストップしている。お金を出し引き継ぐ企業も現れていない。また、別の傘下企業もマンハッタン、ロサンゼルス、ハワイで開発事業を手がけており、今後の動向が注目されている。
2017年、メディア、市場調査、ベンチャーキャピタル事業を世界的に手がけるトップ企業のIDG(インターナショナル・データ・グループ)を中国泛海控股集団はIDGキャピタル(中国企業)と共同して買収していた。
以上、
中国政府はその権力で不動産業界をハードランディングさせようとしているが、不動産業界は多くの産業と関係しており、とんでもないことになろうか。
習政権は、権力に物言わせ内外でヤケクソ気味に政策を行使し、結果、いろいろなところで問題が噴出してきている。
中国・不動産業者 危険度ランキング
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2021年9月版
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1
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中国恒大(今回の標的)
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2
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華夏幸福
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3
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新華聯
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4
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鴻坤地産
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5
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恒泰地産
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6
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実地地産
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7
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藍光発展
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8
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宝能集団
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9
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栄盛発展
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10
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泰禾地産
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11
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天房集団
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12
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建業集団
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13
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三盛宏業
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14
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協信遠創
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15
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富力地産
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16
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陽光100
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17
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新力地産
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18
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中南建設
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19
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祥生地産
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20
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新城集団
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21
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金地集団
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22
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緑地集団
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23
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花様年控股
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24
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碧桂園
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25
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融創中国(支援要請の報道)
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中国の大手不動産デベロッパー/直近
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万科地産
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中国恒大
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碧桂園
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保利地産
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中海地産
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融創中国
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緑地控股
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華潤置地(国務院傘下)
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竜湖集団
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新城控股
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中梁地産
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華夏幸福
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中国金茂
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中海地産
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世茂房地産
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