韓国への積極的な投資で韓国政府から表彰されるなど韓国化が進む東レは27日、ハンガリーでリチウムイオン電池のセパレーターフィルムの製造と販売を手掛ける子会社について、韓国のLG化学と折半の合弁会社にすると発表した。
LG化学が同子会社に約430億円を出資、来年前半に合弁会社を設立し、その2年半後に東レが持分の20%をLG化学に売却。LG化学が新会社の70%を取得して経営・事業の主体を担う。
東レは、連結業績に再評価益約100億円の発生を見込んでいる。
東レは、炭素繊維でも中国勢や韓国勢と競争では、すでに安価な領域では太刀打ちできず、韓国では炭素繊維製造会社に出資するなど、差別化さえ図れなくなっている。
電子材などの機能化成品部門が同社の主力、今後、ハンガリーだけではなく、当分野はすべてLGに売却するのだろうか、技術はハンガリーからLG化学本体に吸収され、その後は太刀打ちできなくなる。
切り売りして利益を出すなどマックの失敗でご法度は証明されている。