中国最高決議機関である中国共産党中央政治局常務委員会の委員で副総理であった張高麗氏は、テニスプレーヤーの彭帥氏から、副総理時代の2017年まで不倫関係だったことを中国版シイッターの微博(ウェイボ)で告発された。
張高麗氏は上海閥の江沢民一派として知られていたが、上海閥で同僚の薄熙来が胡錦濤国家主席に政争で敗れると一瞬にして胡錦濤氏に乗り換え、常務委員まで上り詰めた人物。
以前から、中国のお偉い政治家さんたちには、芸能人やスポーツ選手といろいろな噂がある人が多く、電力・不動産・外交で難題が山積している習近平国家主席にとって、かつての政治局常務委員の下半身問題まで噴出してきた。
張高麗氏は広東省時代に習近平氏と親の習仲勲元国務院副総理とも親しくなっていたことでも知られる。
彭帥氏を抹殺するか、張高麗氏を完全失脚させるか、今後の成り行きが注目される。
ただ、彭帥氏は、英ウィンブルトンや全仏のダブルスで優勝するなど一時ダブルスでは世界ランキング1位、シングルでも最高14位であり、世界的に知名度の高い中国人女子テニスプレーヤー、今回の告発の扱いは非常に難しい。両者とも、なりふりかまわぬようになってきたこん日の習近平国家主席の逆鱗に触れる可能性もある。
中国のピアノ王子こと李雲迪氏(39歳、18歳でショパンコンクール優勝)は今年10月、超高級地下売春クラブを介して売春していたことが発覚、逮捕されている。
・・・「英雄色を好む」・・・人のサガ、唐の時代と何も変わらない。