南太平洋のトンガ王国の領海内で1月15日に発生した大規模な噴火を受け、ラグビー日本代表の姫野和樹選手(トヨタ自動車)が1月16日夜、自身のTwitterで「私たちが被災した際には、トンガから義援金など食料などサポートしてくれました。 今度は僕たちが様々な形で恩を返しましょう」と呼びかけた。
姫野選手は、トンガの試合前の戦いの儀式「シピタウ」を収めた動画を掲載した日本ラグビー協会のツイートを引用する形で、「僕には世界中にトンガ人の友達がたくさんいます。 日本でプレーしている選手もたくさんいます。 本当にトンガの方々がどうかご無事でありますように」と綴っている。
トンガは電気・通信が遮断されていたが一部回復したようで通信社Matangi社は配信している。ただ、海底ケーブルが噴火で断線、首都の島内では通信はできるが、国際間の通信ができず、孤立状態には変わりない。
同通信社によると、土曜日(15日)の午前10時、国立津波警報センターは、トンガタプ、ハアパイ、およびトンガ南部の津波海洋警報を解除したという。
首都ヌクアロファで記録された観測データから、海面の状態が正常に戻っていることがわかった。ヌクアロファで記録された海面の変動は、過去6時間(土曜日の午前10時まで)で10cm未満となっていた。
首都があるトンガタプ島には1.2メートルの津波が押し寄せ、首都を始め多くの家屋が被災している。津波による死亡者は確認されていない。もともと標高が低い島でもある。