花王が、原材料高を理由に洗濯洗剤などの値上げを表明したのに対し、低価格が売りのディスカウントスーパーを展開するオーケーが反発、多くの花王製品の販売を取り止めていることが15日分かったと報道されている。
花王は3日、3月をめどに洗濯洗剤や柔軟剤、ベビー用紙おむつの一部を値上げする計画を公表した。
首都圏を地盤とするオーケーは、花王から大幅な仕入れ価格引き上げの申し入れがあったとして、花王からの仕入れ約500品目のうち引き上げ要請の145品目については販売中止を店頭で告知。他社製品に順次切り替えている。
以上、
首都圏に132店舗のディスカウントスーパーを展開するオーケーは、H2O(阪神阪急の東宝グループ)が関西スーパーを連結子会社化する際、株主として対抗したものの、最後はH2Oに負けたが全国へ名を轟かせた。
オーケーの21年3月期の連結では、売上高5,088億円、営業利益327億円、当期利益224億円、純資産1,351億円。ディスカウントスーパーながら利益率が高い。
今回の花王との戦争も、同社の販売は食品関係が9割以上、生活雑貨は1割にもならず、花王製品を棚から消しても花王製品のライバル製品もあり、売上高に影響ないと算段しているようだ。新聞記事になる宣伝効果は、庶民の味方として計り知れない。
オーケー創業者の飯田勧は、創業120年を超える日本橋の酒卸問屋「岡永商店」(現:株式会社岡永)の経営者である飯田紋治郎の三男。長兄の飯田博は株式会社岡永会長兼「日本名門酒会」最高顧問、次兄の飯田保は居酒屋チェーン「天狗」のテンアライド最高顧問、末弟の飯田亮はセコムの最高顧問。三男の飯田勧氏が岡永商店の小売部門を独立させたのがオーケーのはじまり。
花王の決算
今期は値上げして売上高の増加と営業利益の増加を図る算段のようだ。企業努力0か、安直にも見える。
スクロール→
花王/IFRS基準
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連結/百万円
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20/12期
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21/12期
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22/12期予
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売上高
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1,381,997
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1,418,768
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1,490,000
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営業利益
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175,563
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143,510
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160,000
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営業利益率
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12.7%
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10.1%
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10.7%
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税前利益
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173,971
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150,002
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160,000
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株主利益
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126,142
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109,636
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117,000
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総資産
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1,665,616
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1,704,007
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自己資本
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923,687
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965,137
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資本金
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85,424
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85,424
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有利子負債
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127,694
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127,737
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自己資本率
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55.50%
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56.60%
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