アイコン 続、隣国東部の山火事2万ヘクタール焼失 大邱市の山火事・放火の疑い

Posted:[ 2022年3月 8日 ]

隣国森林庁は7日午後5時現在、東部の蔚珍・三陟地区の山火事は前日よりも5千ヘクタールあまり増え、約1万7,685㏊と集計。蔚珍郡は1万6,913㏊、三陟市は772㏊の森林が被害を受けた。住宅260棟など645施設も被災している(4日発生)。
7日午後5時現在、三陟市一帯の鎮火率は80%まで消火が進み、現在火が出ているのは山奥となっている。三陟市にはLNGの貯蔵タンクがあり、当初心配されていた。
(火災発生地は、蔚珍郡の山間部の片側2斜線の道路脇から出火したと見られ、タバコのポイ捨てではないかとされている)

別途、江原道の江陵市玉渓から発した東海市の山火事もあり、7日までに東部での合計は約2万ヘクタールの山林が焼失している。



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一連の東部の山火事では陸軍や消防・軍の消防ヘリ62機を投入、8日には24機増やし計86機を動員するという。
それでも山火事全体の火線が延びており、消火は容易でないという。また山岳地帯であり、平地より風が強く吹いており、ヘリの消火活動を妨げているという。

大邱市の山火事も、放火事件で捜査開始
江陵市玉渓の山火事は、山間部の住民が自宅や空家に火を付ける放火事件によるものだったが、南部の内陸部にある大邱市達成郡の歌唱山の山火事は、先月26日から現在も続いているという。しかし一帯で5日に生じた新たな山火事は、現在燃えている場所からかなり離れており、放火を視野に警察が捜査を開始したという。
大邱市の当山火事は嘉昌山で発生、すでに嘉昌山は鎮火したという。

江原道の山間部寧越郡で5日発生した山火事は、裾野の農家のビニールハウスに取り付けた木材によるボイラーの火の粉が、おりから強風に煽られ、山に飛び火し引き起こしたものだという。現在も延焼中。

隣国の山は松が多く、松茸や松材の出荷量が多いという。しかし、冬場の松は乾燥した落ち葉も含めよく燃える樹木でもある。
蔚珍では松の古木などがある国の保護区への延焼を食い止めるべく、消火部隊を大動員して消火活動に当たっているという。

このまま消化活動が手間取れば、朝鮮戦争後最大の山火事になる。戦後最大は約2.3万ヘクタール焼失した同じ隣国東部での山火事だったという。

↓7日も続くヘリによる消火活動、
現在62機投入、8日からはさらに24機新規投入予定。
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