中国国家衛生健康委員会の15日の報告によると、今月14日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新コロナ感染者数は3,602人だった。
うち各地の入国検疫による感染者数は95人、
国内感染者数は3,507人
内訳は吉林省3,076人(北朝鮮の北半分が隣接地/省都は長春/旧満州)、山東省106人、陝西省53人、天津市51人、広東省48人、福建省33人、浙江省31人、遼寧省24人、江蘇省20人、河北省13人、重慶市10人、上海市9人、黒竜江省7人、甘粛省7人、北京市6人、広西チワン族自治区4人、雲南省4人、貴州省2人、安徽省1人、河南省1人、湖南省1人となっている。うち73人は無症状から発症)、新たな死者は0人だった。
以上、人民日報参照
中国では無症状者はカウントされておらず、実際には発表数値よりかなり多いことになる。
今年に入り感染者数は21000人(3月15日まで)を超えており、2020年の年初の武漢パニック以来の多さとなっている。
吉林省では移動制限措置=ロックダウンが採られているが、全国で感染者は発生しており、今後、オミクロンBA1なりBA2が急拡大するおそれもある。
こうしたことを受け、投機家は世界最大の原油輸入国である中国の経済が停滞する可能性ありと見て、原油価格が下がっている(WTIの15日21時30分現在94ドル台/前日比8円以上の下げ)。
理由はともあれ、ぼったクリの原油輸出国や生産会社、そうした巨額泡銭を運用する投機家、原油価格が下がることは世界経済にとって非常によいことだ。