アイコン ドイツ 夏までにロシア産原油半分に 無煙炭輸入秋までに停止へ

Posted:[ 2022年3月26日 ]

欧州各国はすでにロシア産原油の調達を見送っている国も多く、資源アナリストによるとロシア産は、原油で最大100万バレル、石油製品で最大100万バレルが輸入禁止措置になっていると発言している。

独シュピーゲル誌は、ドイツ経済省は、夏までにロシア産石油への依存度を半分に減らしたい意向だとし、ロシア産無煙炭の輸入も秋までには停止を目指していると報じた。年内にロシア産石油への依存度をほぼゼロにする目標だという。
同省関係者は「進展はあるが、直ちに輸入を禁止すれば、経済・社会に極めて深刻な影響が及ぶ」と述べたという。
以上、

 



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WTI原油先物価格は3月5日、一時、リーマンショック直前の最高価格以来の130ドルを超えたものの、その後、95ドル台まで反落、ところが、こうした現実的な制裁の動きから、再び上昇に転じ、25日は111ドル台で取引されている。
サウジは原油の増産は、これまでのロシアとの関係からしない。ましてや世界最大の原油生産国の米国が増産しないのに、増産するわけがない。
おかげで、サウジアラムコは2011年の決算で11兆円の黒字、今年はこのままで行くと20兆円の黒字になる可能性もある。
中国が後見人になっているイランは米国と核合意して増産に踏み切りたいだろうが、米露関係から、露に味方し急ぐことはしない。米バイデン政権も煽り立てたウクライナ問題が暴発し、イランや北朝鮮のICBM問題などにかかわる余裕などまったくない。

結果、ロシアからの輸入原油は、欧州がロシアから調達している原油や石油製品は、中東など他国産品に置き換えられ、原油価格は確実に上昇し続けることになる。

ただ、ロシアが停戦・休戦した場合、その条件次第では、ロシア産原油の制裁が緩和される可能性もある。ウクライナ含め西側は、ウクライナに対して巨額の戦争賠償金の支払いを要請する可能性は大、その資金調達のためロシア産の原油や天然ガスを購入する可能性はある。しかし、プーチンは賠償金支払いなど100%応じないだろう。
ロシアで独裁化したプーチン、アフリカの極悪独裁政権とほとんど同じになっており、手が付けられなくなっている。ウクライナでは西側の大量の兵器供給で抵抗厳しく、すでにフアガン同様・消耗戦に入っており、今後、プーチンは何をしでかすかわからなくなってきている。切れている。

ロシア産原油の産出量を、ほかの産油国をかき集めてもカバーできない現実がある。
しかし、制裁がドイツのようにさらに進めば原油価格は上昇し続けることになり、ロシアは販売先がなくなるものの、少々安く販売しても大儲けできることから、今後、高い原油価格では発電できないアフリカや中南米へ中国とともに急接近する可能性がある。
すでにアフリカや中南米の多くの国々は、中国が一帯一路世界覇権戦略の下に手懐けており、ロシアに橋渡しするものと思われる。
西側はネオナチ白人が多いウクライナには今後とも支援しようが、アフリカや中南米など有色人種の国にはこれほどの支援はしない。ウクライナに対しては米国だけでも昨年までに50億ドル支援している。
またアフリカ中南米が火種になる可能性すらある。
バイデン政権は足元では、トランプ前大統領率いる自国の原油生産会社(多くがティーパーティのスポサー、コーク兄弟の影響下にある)に増産要請せず、なんと敵国のベネズエラに増産要請するなど、ほとんど笑ってしまう。

 

 


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