アイコン サウジRV局 バイデン米大統領を中傷したコント放映

Posted:[ 2022年4月16日 ]

サウジアラビアの主要テレビ局が、米バイデン大統領を中傷するコントを放送し、ツイッターだけでも700万回以上の視聴回数を記録している。両国関係の更なる悪化を示唆するきっかけになりそうだ。

話題になっているのは、中東最大規模のテレビ局MBCが放送したコント。
コメディアンの男性が演じるバイデン氏が、ウクライナ侵攻に関してロシアのプーチン大統領に「厳しいメッセージ」を伝えるため、緊張した面持ちで壇上に立ちながらも、1分間で2度も居眠りをするという内容。
以上、

 



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サウジは君主がいる王国、それもイスラム教スンニ派の拠点国でもあり、当然、TV放送には検閲が入っている。今回のバイデンコントは検閲をパスして放映されている。

バイデン氏は米石油業界に対し大統領就任初日に喧嘩を売り、いまや犬猿の仲、国内の原油生産者団体に増産要請することもできず、サウジとベネズエラなどに増産要請。しかし、サウジはOPEC決定事項の増産量遵守により実質拒否。

一方、OPECメンバーのベネズエラ(世界一の埋蔵量/オイルサンドもある)は、かつて欧米メジャーの油田を国有化、ならず者国家となったが、月日も経ち、そうした国に対してバイデン政権は原油の増産要請、北朝鮮の金正恩とトランプの関係のように、米国側から要請を受けベネズエラは感極まっている。
この間、ベネズエラの油田施設は老朽化、生産量が激減、当然欧米は改修工事に協力しなかった。そこに登場したのが中国、プラント施設の大改修を実施、その代金は現在原油で支払っている。
ここまで原油が高くなれば大喜びのベネズエラ、米国との関係まで修復できれば万々歳、貿易も再開できる可能性もあり大喜び。ただ、中国との関係は深い。こうした国は舌をいっぱい持っている。

サウジは2016年、原油価格が30ドル台まで下がった時、協調減産を米国に要請したが、米オバマ政権は当時輸出しておらず協力せず、ロシアが協力した経緯がある。それから、OPECはOPEC+αとなり、α部分がロシアとなった。
そうしたとき、オバマ政権がサウジの人権問題を取り上げ、兵器の輸出も規制した。そのため、サウジはロシアに政経で急接近し、恩も義理もある関係になっている。
現在、サウジは国産迎撃ミサイルを、中国の協力を得て開発中でもある。
今回のウクライナ問題でもサウジは侵攻には反対しているもののロシア制裁には同調していない。人権問題は宗教との絡みがあり宗教を超えられない。欧米が鉈を振るう正義も権力者の解釈しだいでどうにでも解釈される。権力者にとって普遍的な正義など存在しない。
仏のマクロン大統領はウクライナ問題で人気を回復させているが、米バイデン氏の支持率は下がったまま上がっていない。物価高・インフレでは秋の中間選挙でバイデン政権与党の民主党は大敗することになる。2年後には共和党のトランプ氏が大統領選挙に再登場する。
バイデン氏はロシアに乗り込み、まずはロシアに停戦させる最高の人物だが・・・。

↓バイデン氏をちゃからした動画
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