マスク氏とフィスカー氏の間には10年以上にわたる確執がある。
米ツイッターが米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への440億ドルでの売却を発表した直後に、ツイッターからEVデザイナー、ヘンリック・フィスカー氏のアカウントが消えた。
EVメーカー、フィスカー社のCEOを務めるフィスカー氏は25日のツイートで、8万6000人のフォロワーに対し、詳しい説明もなく今後の最新情報はインスタグラムで検索するよう求めた。
その直後にアカウントは、もはや存在しないとのエラーメッセージが表示された。
フィスカー氏はこの件について、マスク氏によるツイッター買収合意と関係があるとは明言していないが、10年以上にわたる両氏の確執を踏まえると、そうであっても驚きではない。BMWの「Z8」やアストンマーティンの「DB9」のデザインを手掛けて有名になったフィスカー氏は2007年にテスラと契約し、「モデルS」の初期の設計を支援。その後間もなく退社してプラグインハイブリッド車(PHV)のスポーツカー「カルマ」を開発したが、部外秘の情報を盗用したとしてテスラから訴訟を起こされた。フィスカー氏は最終的に仲裁で主張が認められていた。
以上、ブルームバーグなど参照