警視庁は11日、国立病院機構が運営する千葉県の下志津病院の元企画課長、安彦昌人容疑者(60)と、病院内にある施設の設備工事をめぐり、電気製品販売会社「小松電器」が随意契約で受注できるよう便宜を図った見返りに、社長の松丸隆行容疑者(43)からノートパソコンなど、約30万円相当の物品を受け取ったり、約60万円相当の接待を受けたりしたとして、収賄容疑で逮捕した。
病院の設備工事をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された元課長が、贈賄側の業者に他社の見積書の価格を事前に漏らすなどしていた疑いがもたれている。
警視庁は、業者が確実に受注できるよう、複数の工事で便宜を図った疑いがあるとみて調べている。
以上、