アイコン 中国、通信詐欺、貴州省6900人逮捕 大規模摘発

Posted:[ 2022年6月25日 ]

中国公安部は6月24日現在、各地の警察と連携し、通信ネットワークを悪用した全国の詐欺グループに対する集中捜査を行っている。
公安部の発表によると、これまでに、北京市、四川省、湖南省など31省・自治区・直轄市と連携。GOIPシステムを使った犯罪グループを捜査し、約870人の容疑者を逮捕。同時に犯罪に使った機器2390個とSIMカードやキャッシュカードなど1万8000枚を押収した。

GOIPは、GSM(携帯電話に使われているデジタル通信方式)ネットワークとVoIP(インターネット上で音声伝送を行う技術)を直接接続し、電話回線でなくデジタル回線で通話するシステム。

犯罪グループは発信者や場所が特定されないよう通話し、架空の借金請求やローン詐欺などの犯罪活動を行っていた。
捜査チームは690件に及ぶ事件を突き止め、被害総額は4900万元(約10億円)に上った。
インターネットが社会に普及する中、犯罪グループの「ハイテク化」も進んでいる。

 



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中国南部のベトナムにも隣接している広西チワン族自治区の南寧市警察は5月下旬、インターネット詐欺事件の集中取り締まりを実施。容疑者347人を逮捕し、パソコン211台、携帯電話320台、SIMカード97枚、現金8万元などを押収した。

犯罪グループは架空の借金や手数料、ショッピング代金の請求、ニセの投資話などを持ちかけて現金をだまし取っており、警察は被害者から情報を集めてグループを特定。ある捜査チームはビルの一室でパソコンを数十台並べ詐欺をしている現場に踏み込み、一網打尽にした。20代とみられる若い男たちが武装した警察官に囲まれ、パソコンの前でうなだれている様子が写真で公開された。

中国南部の広西チワン族自治区のさらに内陸部の貴州省でも5月10日から15日間にわたり集中捜査、約200の犯罪グループを摘発し、6900人もの容疑者を逮捕。160ヶ所のアジトから押収した携帯電話は1500台、SIMカードは1800枚に及び、凍結した資金は8800万元(約18億円)に上った。こうしたネットワーク犯罪は後を絶たず地域を越えて活動しており、当局は今後も全国の警察が連携して捜査を強化していくとしている。
以上、

こうした中国の通信詐欺の犯罪者グループは、日本でも暗躍し中国を拠点にして日本向けに活動しており、中国からの日本留学生たちが利用されている。一部は日本の通信詐欺グループと連携している場合もあるとされる。

中国では目立たないように田舎でのこうした詐欺活動や、禁止されている仮想通貨のマイニング業者の活動が多いが、田舎で若者たちがウロチョロすることから逆に目立っている。

中国は全土に4億台ともされる監視カメラを設置しており、5G対応、AIシステムにより監視し、それも増え続けている。伊達に監視カメラを設置しているのではない。反習近平勢力の監視活動だけではなく、在中外国人や反政府活動、犯罪者たちも監視下に置いている。そのため、こうした事件で一斉摘発に動く場合、大規模な摘発となる。

中国の大手詐欺グループは、以前から東南アジアにも拠点を構え、日本の詐欺グループもフィリピンヤタイで摘発されたケースもある。

○○-POPPグループの楽曲が、ユーチューブなどで再生回数、発表からすぐさま億以上に上ったりするが、こうした海外にいる大手詐欺グループが副業で引き受けている。
犯罪に国境はないが、通信詐欺はグローバル化している。

 


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