日銀が発表した企業間で取り引きされるモノの価格を示す企業物価指数の6月の速報値は2020年の平均を100とした水準で113.8となり、過去最高、上昇は16ヶ月連続となっている。前年同月比での上昇率も9.2%と高水準が続いている。
これは、米国で昨年執行された1.9兆ドルという多過ぎの新コロナ経済対策資金のバラ撒きにより国民に購買力が付き、物価が高騰、そうした中、今年3月に入り、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する欧米に血など西側が露制裁、結果、原油などのエネルギー価格がさらに上昇していることが主な要因。
ただ、日本の場合、米国がバラ撒きから高いインフレに陥り、今度はインフレ退治に米国が急激に金利を上昇させ、連れて円安が進み、輸入物価は為替だけで22%も上昇している。