アイコン 日本の8月のインフレ率3.0% 食料インフレ率4.7%上昇、為替インフレ率23%上昇


エネルギー価格は原油類の先物相場は大幅に下がっているが、消費に影響するには数ヶ月先となる。しかし、円安の進行で高止まりは続く。

食料インフレ率が上昇しており、生鮮を除く食料インフレ率は4.1となっている。しかし、生活必需食料品は値上がりが続いており、実感としてはさらに上昇していると見られる(実態を捉えていない感が強い)。

エネルギー価格は、原油価格が100ドル台から80ドル台まで値下がりしているが、都市ガスの天然ガス価格は上昇したままになっている。それでも政府が価格調整しており、ある程度抑えられている。

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なお、輸入品のベースとなる為替インフレ率(対ドル円)は、


スクロール→

為替インフレ率 対ドル円

昨年

今年

円安率

21/7

110.220

22/7

136.637

23.97%

21/8

109.825

22/8

135.352

23.24%

21/9

110.155

22/9

142.635

29.49%

 

インフレ率


スクロール→

各インフレ率

 

総合

コア

食料

21/8

-0.4

 

 

21/9

0.2

0.1

0.9

21/10

0.1

0.1

0.5

21/11

0.6

0.5

1.4

21/12

0.8

0.5

2.1

22/1

0.5

0.2

2.1

22/2

0.9

0.6

2.8

22/3

1.2

0.8

3.4

22/4

2.5

2.1

4.0

22/5

2.5

2.1

4.1

22/6

2.4

2.2

3.7

22/7

2.6

2.4

4.4

22/8

3.0

2.8

4.7

・コアはエネルギー+食料を除いたインフレ率

 

8月の詳細は


スクロール→

8

前年同月比

総合

3.0

 生鮮除く

2.8

 生鮮+エネ除く

1.6

食料

4.7

 生鮮

8.1

 生鮮除く

4.1

住居

0.6

水道・光熱

15.6

家具・家事湯用品

4.4

服・履物

1.5

保険・医療

-0.7

交通・通信

0.6

教育

0.7

教養娯楽

1.6

雑費

1.2

 

具体的例では・・・

スマホの利用料は9月まで下落し一巡する。


スクロール→

調理食品

5.3

から揚げ

9.4

外食

3.5

ハンバーガー

11.2

生鮮魚介

13.7

28.0

穀類

6.5

食パン

15.0

菓子類

5.0

チョコ

9.3

肉類

4.1

牛肉

10.7

生鮮果物

9.4

10.4

油脂・調味料

7.1

食用油

39.3

住居修理等

3.9

外壁塗装

6.1

電気

21.5

電気

21.5

ガス

20.1

都市ガス

26.4

ほか光熱

18.0

灯油

18.0

耐久消費財

6.3

エアコン

12.5

交通・通信 自動車等

1.8

ガソリン

5.9

        通信

-3.1

スマホ

-14.4

企業景気がよく企業利益が空前の利益を出していたにもかかわらず賃金を上昇させず、株主還元に奔走する歪な経団連の愚かさバカさ加減、韓国の文政権のように景気が悪くとも2年間で29.4%も最低賃金を引き上げるバカサ加減、双方バカだが、日本は企業景気がよいにもかかわらず、地価銀を上げず、いつ上げるというのだろうか。

愚かな日銀黒田丸は今になって、賃金が上昇せずして物価上昇は悪いインフレだと述べている。相棒がいるときに言って欲しかった。

アベノミクスでは、国民からは消費税増税で賃金没収、国債まで大量発行し続けた結果、企業が空前の利益を出したにもかかわらず、賃金を上げなかったことに対して、政府は法人税率を元に戻し、日銀は金融を引き締めるべきではなかったのだろうか。

愚かな金融政策の当事者たちであるが、誰も責任を取らない統治者にとってまことに住み心地のよい日本國でもある。

国民もなんでもかんでも役所に頼み込みバラ撒きに甘えの限りを尽くしている。

 

↓賃金はインフレ率以上に上昇しなければ実質賃金はマイナスとなる。低所得者層は食料インフレ率が一番影響する(エンゲル係数が高い世帯層)。

 


スクロール→

 

家計支出

小売

賃金上昇

 

月額

販売高

前年比

21/8

-3.9

-4.0

0.6

21/9

5.0

2.8

0.2

21/10

3.4

0.7

0.2

21/11

-1.2

0.7

0.8

21/12

0.1

-0.4

-0.4

22/1

-1.2

-0.9

0.9

22/2

-2.8

-0.9

1.2

22/3

4.1

1.7

1.2

22/4

1.0

1.0

1.7

22/5

-1.9

0.6

1.0

22/6

1.5

-1.3

2.0

22/7

-1.4

0.8

1.8

22/8

 

 

 

 

国際商品先物価格(指定外ドル相場)

 

19/12

21/9

22/1/3

3/7

7/1

9/20

前年比

WTI原油

60.7

70.4

75.8

115

105

84

19.3%

米天然ガス

2.151

5.023

3.815

4.833

5.712

7.814

55.6%

TTF天然ガス(EUR)

12.0

61.0

80.4

227.2

147.7

193.0

216.4%

石炭

67

177

157

422

388

439

148.0%

鉄鉱石

92

124

116

159

118

101

-18.5%

小麦

508

689

758

1,252

846

869

26.1%

大豆

948

1,285

1,355

1,659

1,416

1,476

14.9%

トウモロコシ

388

513

589

749

619

691

34.7%

採取油(EUR)

412

575

771

845

669

574

-0.2%

フィーダー牛(飼料牛)

145

152

166

159

174

179

17.8%

(NOK)

57

62

62

72

103

83

33.9%

木材

12

503

1,112

1,456

657

506

0.6%

日本の輸入価格は円安分も上乗せられた入荷価格となる。

[ 2022年9月21日 ]

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