9月の中国の自動車販売台数は各地で散発して発令されていた新コロナのロックダウンもなくなり、前年同月比26.3%増の261.0万台と大幅増となり、1~9月までの累計でも4.6%増の1946.0万台と前年の販売台数を超えてきた。
EVなどの「新エネ車」の販売台数も絶好調で前年同月比93.9%増の70.8万台と2倍近い増加となった。新エネ車は1~9月の累計でも前年同期間比111.7%増の456.7万台と2倍以上となっている。
トヨタは世界経済の低迷からしてEV普及は遅れると寝惚けたことを述べているが、日本だけのこと。中国では新エネ車の販売が今年は倍増している。
トヨタはやっとリース販売開始したEV車両ですら、リコールし、その解決に3ヶ月間も要し、これまでEVを販売しなかったツケである技術的な蓄積問題にも直面し、すべて後手後手になっている。同社の場合は、EVではバッテリーも含めまだ何が起きるか分からない。単にHVとFCVに浮かれる期間が長すぎ、世界の潮流を見ずしてEVに対応しなかっただけのことではないだろうか。
日産はゴーンから金のタマを抜かれたまま、反転攻勢の短所すら見せない。そのまま沈没したいのだろうか。