アイコン 現代自動車 問題を認めない姿勢は一貫している社風


ロイター通信は次のとおり報じている。

韓国・現代自動車の米アラバマ州の部品子会社が、危険な作業を伴う金属プレス加工現場で多くの未成年者を働かせていた。従業員の定着率が低く、慢性的な人手不足に対応するため児童労働が常態化していた様子が当事者の家族や家族の住む地元警察のほか、工場の従業員や元従業員計8人の話などで明らかになった。12歳が働いたケースがあるという。

部品子会社は「SMARTアラバマ」。
現代自の高利益率を誇る同州組立旗艦工場に部品を供給している。現代自は7月22日、ロイターに対し「会社全体でいかなる違法な雇用慣行も容認していない」と表明し、自治体や州や連邦の法規制を順守していると主張した。

ロイターがこの話を把握したのは、グアテマラからの移民の少女14歳が今年2月3日、アラバマ州に住む家族から地元警察に捜索願が出された事件がきっかけだった。
警察は行方不明情報を公開し、その後に少女をジョージア州で保護した。
事情に詳しい筋によると、発見された少女のほか、少女の12歳と15歳の兄弟の計3人が一時、同工場で働いていた。学校にも通っていなかった。

 

スポンサーリンク

3人の父親はロイターにこの話を確認した。
家族の地元警察はロイターに対し、州検事当局に通報したことを明らかにした。
州労働局報道官も22日、連邦労働省や他の当局と捜査で協力すると語った。
ロイターが話を聞いた従業員や元従業員や採用仲介業者によると、この数年間に同工場では多数の未成年者が働いていた。

昨年に同業他社に転職した成人の元従業員は、幾つもの時間帯で計約50人の未成年者がシフトに入っていたと語った。
自分のシフト中に十数人の未成年者が周囲で働いていたと話した元従業員もいた。
元従業員2人によると、行方不明事件が地元で報道された後、SMARTは多くの未成年従業員を解雇したという。

未成年従業員の一部は長期間の勤務シフトのため通学ができていなかった。
ロイターの調べた記録によると、この工場は従業員に対する健康管理や身体切断事故を含む安全上の法令違反を繰り返していた。
2013年から直近は今年にかけて、少なくとも計4万8515ドルの関連の罰金が当局から科せられていた。
アラバマ州法と連邦法では金属プラス加工に18歳未満の未成年が従事するのを制限している。
アラバマ州法では17歳以下に対しては学校に通わせる義務がある。
以上、

現代自は、以前、車両問題について内部告発に基づく不正に対して、内部告発者を告発して対抗、一方内部告発を受けた政府担当局は、専門家に依頼して内容を精査、結果、現代社に対してリコールを勧告した。しかし、現代側は、問題はなくリコールしないと発表、怒った当局は現代社に対して強制リコールを命じると共に、検察に告発した。
現代社はこのようにリコールについては利益を損なうことから、基本方針として認めない社風が存在するようだ。
そうした総帥も変わり、新代表により社風も変えたはずだが、血風は変わらず、今回は子会社といえどグループ会社、経営責任が問われることになる。
従業員が知り、会社側が未成年だとは知らなかったでは嘘も限界がある。
親会社の現代社が、子会社は法令を遵守していると報告していたことから、それを信じたと反論しても、韓国では通用したとしても世界では通用しない。子会社は連結決算対象会社でもある。

今回は、青少年の危険物取り扱い違反、学校へ行かせず働かせていた学童雇用の違反などなど、多くの問題が提起されそうだ。

今回も賄賂で子会社処分だけでチョンチョンさせるのだろうか。
そのために地方や連邦議会の先生方々には巨額のロビー活動費を支払っていることも知られている。


 

[ 2022年7月26日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧