27日午前10時ころ、東京・墨田区立花にある「第一化学工業所」の2階建の工場から火が出て現在も広い範囲に燃え広がっていて、消防が消火活動を進めている。
警視庁によると、これまでに1人が煙を吸ってけがをしたという。
石油化学品の液体石鹸やワックスなども製造しており、有毒ガスが懸念されている。
東京消防庁は消防車57台を出動させ消火活動にあたっているが、これまでにおよそ500平方メートルが焼けたほか、工場とは別の建物も100平方メートルほど焼けたという。火は工場1階の作業場から出たとみられるという。
現在も火の勢いはおさまらず、広い範囲に燃え広がっており、これまでに5・6回地響きのような音が聞こえたという。
現場は、東武亀戸線の東あずま駅から東に400メートルほどの住宅や工場などが密集する地域。
小学校に避難所を開設へ
墨田区によると、火災現場の工場の周辺に煙が広がっているため、近くの東吾嬬小学校を避難所として開設する予定で、すでに小学校の体育館に避難している住民もいるという。また、工場の近隣の認定こども園では、園児を複数の区立保育所に避難させたという。
こうした危険物を扱う事業所は、昔からあったとはいえ、現在は工場も住宅も密集しており、国や自治体が全額補償して半強制的に安全な移転させるべきではないだろうか。現在、密集地になってるのは国や自治体による無計画がもたらしたもの。
(株)第一化学工業所
東京都墨田区立花3-29-5
昭和26年4月設立
液体石鹸および加工製品の製造販売
業務用化粧品の受託製造
ビルメンテナンス用ケミカルの受託製造
主に石鹸・油脂関連の製品を化粧品大手へ液体石鹸としてOEM供給している。
関連会社’(株)ダイカ商事(ビルメンテナンス用資材製造販売)
所在地:東京都墨田区立花3-28-8