アイコン 旭化成 子会社の雷管工場で大爆発 建屋吹き飛び跡形なし ニトログリセリン製造 1人不明


3月1日午後1時50分ころ、宮崎県北部の延岡市水尻町にある旭化成子会社の「カヤク・ジャパン・東海工場で火災が起きている」と消防に通報があった。
消防によると、この爆発で30代の男性がけがをしているほか、20代の男性と連絡が取れないという。けがをした30代の男性は意識はあり、自力で歩ける状態だという。

爆発が起きたのは旭化成のグループ会社「カヤク・ジャパン」の東海工場、産業用の火薬を製造しており、敷地内には「工室」と呼ばれる建屋が20棟ほど建ち並んでいるという。
この建屋は「第一洗浄工室」と呼ばれ、火薬の原料となるニトログリセリンを製造していたという。旭化成本社によると、20棟の工室建屋全部が爆発のあと無くなっている状況だという。

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爆発が起きた当時、この建屋には複数の従業員がいたということでだが、行方が分からなくなっているのはこのうちの1人だという。
宮崎県延岡市の旭化成「東海工場」での爆発について、10キロ近く離れた宮崎県延岡市の大瀬大橋付近から撮像。

数キロ離れた木材市場の人は、ドーンという大きな音が響いたあと、衝撃波のようなものを感じた。これまで聞いたことのないような音で、本当に驚いたと述べている。
「カヤク・ジャパン」は、旭化成と日本化薬の、それぞれの産業用火薬事業を統合して、2008年に発足、建設分野や防衛分野、それに花火向けの火薬のほか、建設現場の発破作業に使われるダイナマイトなどを生産しているという。
カヤク・ジャパンのHPによると、延岡市の工場は雷管工場となっており、所在地は宮崎県延岡市長浜町4-5003-1となっており、その工場の山間部にある東海工場ということだろう。東海地区は延岡港入口の東側に位置する。
以上、

旭化成では2020年10月、世界中の車両搭載用半導体が不足するきっかけになった「旭化成マイクロシステム」の半導体製造工場の火災、5日間燃え続け、旭化成は工場再開を断念した経緯がある。
同社関係者がノーベル賞を受賞して、気が緩んでいるのではないだろうか。
建屋の消火・安全設備や老朽化対策等、利益はいくらでも投資する分野がある。
内部留保や高額配当で費消するものではない。利益は明日の旭化成のためにある。

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[ 2022年3月 2日 ]

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