アイコン バングラデシュ 火災で救助中に爆発 50以上が死亡 過酸化水素水爆発か


バングラデシュ南東部の同国最大の港湾都市チッタゴン市から約40キロ離れたシタクンダの倉庫(コンテナ・デポ/輸出入の一時保管コンテナ約4000個)で4日(土)21:00ころ火災が発生、現場ではその後の大爆発により少なくとも50人以上が死亡し、さらに数百人が負傷した。

火災現場に、消防士、警察、ボランティアなど数百人の集まり、救助活動していたやさきに、別のコンテナが大爆発し、多くの消防士や住民の救助活動者らが巻き込まれ、多くの犠牲者が発生した。
一部のコンテナに化学薬品が保管されていたと見られている。
負傷者の多くは、危機的状況にあると言われており、死亡者数は増加すると予想されている。

この地域の病院では収容しきれず、大勢の人が廊下で治療を待っている。医療関係者は献血を呼びかけ、負傷者の一部は首都ダッカに空輸された。

 

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地方政府当局者は、当倉庫には西側の小売業者に輸出されるのを待っている何百万ドルもの衣服が含まれていると述べた。
バングラデシュは人件費の安さから、西側への衣料品の主要な供給国となっており、過去10年間で急成長、中国に次ぐ、世界第2位の衣料品輸出国になっている。

今回の火災原因は、殺菌剤や漂白剤に使用する過酸化水素が入った容器から出火したと見られているという。
何らかの原因で化学反応を起こし、化学分解が始まれば爆発する危険性がある。
高濃度過酸化水素水は閉鎖性空間での酸素源として利用され、魚雷やロケットエンジンに利用されている。
以上、

しかし、安全規制は当局による検査もほとんどなく、企業も安全性を無視、法が機能しておらず、近年でも非常口を封鎖していた繊維工場の火災で大勢が死亡した事件なども発生していた。 バングラデシュは、安全規制が不十分であると非難され続けている。
今回も、爆発の危険性がある化学薬品が入ったコンテナと繊維製品が入ったコンテナが同じ場所に同時に一時保管されていたことから大惨事になったと見られている。
発注する西側企業が最終製造現場の労働環境や安全性に関心を持ち、国内外のマスコミが取り上げ続けない限り解決しない問題、中国はそうして長期間かけて改善されてきた経緯がある。 
iPhoneを製造する鴻海の労働現場は多くの自殺者が出て、労働者、内外マスコミ、行政が動き、労働時間、労働賃金、労働環境、宿舎などが大幅に改善され、今ではほとんどがクリアされている。

なお、過酸化水素水や塩酸類は隣国では、海苔の赤腐れ病対策に海苔養殖場で大量に使用されており、使用後の20リットル用の青いポリタンクが玄界灘や西日本一帯の日本海岸に漂着している。当然、蓋のない海上放棄されたポリタンクは海底に大量に沈んでいる。
そうして生産された海苔を日本は大量に輸入し、日本人は何も知らず産地不明のままおいしくいただいている。隣国産味付海苔は土産にも有名だが、中国では大腸菌残存量が基準量より多すぎるとして輸入を禁止している。
危険物である青いポリ缶は、先日も玄界灘の最寄の海岸(約1キロ散歩)に3個打ち上げられていた。

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[ 2022年6月 6日 ]

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