アイコン タイタン号の搭乗は、操縦2人 乗客3人 300気圧に一瞬にして圧縮か

Posted:[ 2023年6月24日 ]

2021年に問題の潜水艇「タイタン」に乗ったドイツ人探検家のアルトゥール・ロイブル氏は独紙ビルトとのインタビューで当時の探険で生きて帰ってきたのはとても運が良かったと振り返った。
ロイブル氏は「振り返ればあれは自殺ミッションも同然だった」と話した。
彼は「初めて潜水艇に乗った時に電気の問題で船体が故障し潜水が取り消された。
潜水に成功した時も電気装置の故障で予定時間より5時間も遅く潜水を始めた」と話した。
潜水艇が下降する際にバランスを取るのに使われる「安定化チューブ」の固定装置が船舶から外れ、これをひもで結んだりしたとロイブル氏は付け加えた。



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操縦士は2人
彼は潜水艇に乗って深海に降りた当時、潜水艇会社のオーシャンゲート・エクスペディションズのストックトン・ラッシュ最高経営責任者(CEO)兼操縦士、
フランス国籍の潜水艇操縦士のポール・ヘンリー・ナルジオレット氏も同乗、
この2人は今回の潜水艇運航にも搭乗していた。

乗客は3人
1、フランスの海洋学者ナルジョレ氏
2、イギリス人大富豪のハーディング氏・・・ドバイに本社を置く国際的な航空機仲介会社「アクションアビエーション」の会長・
3、パキスタン、ラホールの鉄鋼会社ほか経営の超大富豪家のダウード氏(現在首相のシャバズ・シャリフ氏も一族の一人)

操縦士兼タイタン号を運航するオーシャンゲート社のラッシュ氏の妻は、111年前に沈没したタイタニック号の乗客で犠牲となった夫婦の子孫。

タイタン号の開発には、膨大な開発費用がかかっていると見られ、投資家に対して配当も迫っていたものと見られる。同潜水艇は2016年に予約開始となっており、2018年ころから運航を開始したと見られるが、中止も相次ぎ、予約者に対して返金をせず、いくつもの訴訟を抱えていた。
そんなこんなの状況下で今回の事故となっている。

当然、商業用で初物の深海潜水艇、車両や飛行機のような型式認証制度も、車検のような検査制度もない。

米海軍は通信が途絶えた直後からソナーで捜索、通信途絶直後に爆発音と見られる音をソナーで検知。その後そうした音は検知されていないという。
米海軍は22日、タイタン号の一部と見られる破片も見つけている。
最大4日分の搭載酸素も22日に枯渇している、

以上からタイタン号は潜水開始から3000~3800m付近で瞬時に圧縮爆発したものと見られ、搭乗5人は水圧により瞬時に死亡したと見られている。
水深3000m=300気圧(陸上1気圧)・・・1平方cmあたり300kgの水圧

なお、同船の以前の関係者は窓の耐水圧は1500メートル=150気圧に耐える分しかなかったと今回発言している。真偽のほどは定かではないが、事前の耐圧試験の結果表などあるのだろうか。

追、
タイタン号については連日、膨大な量の配信が行われてきたが搭乗は5人、ウクライナでは現在双方で数百人が毎日死亡し続けている。

単にニュース性の価値問題であろうが、ゼレンスキー劇場で幾ら彼が演じても同じ内容ばかりではニュースにもならず、ウクライナびいきの英国営BBCですら、ウクライナ侵攻後1年以上を経過し、ウクライナ情勢は常連のトップから外れて久しい。ニュース性によりトップ記事になっても続かなくなっている。

偏屈な価値観の持ち主でない限り、人の命の価値は戦争でも飛行機墜落事故でも交通事故でも同じのはずだが・・・。

ウクライナ問題は、政策的にニュース性を途絶させ、停戦へ向け動き出すのだろうか。切れ放っなしのプッチン・プーチン、ダムを決壊させ、次は原発破壊、その次は戦術核だろうか。その前に動かねば・・・。

一方、米国は老人性固執症=老人性頑固病、習近平国家主席に対して、独裁者だと述べ、それを修正しないと発表している。
下っペエではなくトップが使えば、対立する国家間にあり対立はエスカレートするのみ、老人病もエスカレートするばかりのようだ。暗い方へ落ちていく。

世界は大金持ちの中東が鍵を一面で握っているが、中東と大量原油購入国である中国の関係は深くなるばかり(サウジは中国と迎撃ミサイル開発をサウジで共同して行っている)、ロシアも2015年にOPECに+が付いた時から、関係を強化している。
オバマが2014年の原油価格下落時、自国経済のみを最優先し、OPECからの共同減産の依頼を断ったことに米国と中東との関係は悪化、一方、当時ロシアが減産に応じ、+となり懇ろになっている。
今や米国は世界一の原油産出国であり、世界一の天然ガスの産出国でもある。それだけでも経済面では中東+ロシアとは敵対関係にある。

米国が天然ガスを輸出するには液化する必要があり、そのプラント設備は高額を要し、なかなか投資してこなかった。しかし、天然ガス価格が高騰し、下がってもまだ高く、米国は大規模LNG施設を建設中で2025年にもフル稼働し、欧州へ高額で安定供給する。

米国がLNGを輸出するためのウクライナ戦争の長期化でもあるようだ。 中東との対立は今後、さらに深まろう。すでに安価なロシア産原油を自国産とブレンドし、自国産として輸出している中東国もある。

タイタン号のニュース価値を押し上げているのはまさしく欧米の新聞社でもある。ニュースは暇人たちにより創られる。


 

 


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