アイコン 月用の 「スターシップロケット」初打ち上げ 分離に失敗爆発  打ち上げそのものは成功


イーロン・マスク率いる宇宙企業スペースXは20日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」(Starship)の無人の打ち上げ試験を初めて実施した。

テキサス州にある宇宙基地「スターベース」から打ち上げられたが、機体下部の「スーパーヘビー」と呼ばれるロケットブースターが設計通り分離せず、発射後4分足らずで上空で爆発した。爆 
発前の高度は約32キロ。メキシコ湾に落下した。
当初の計画では分離後「スターシップ」は90分間の飛行が期待され、東に進み、世界一周を試みる予定だった。

ただ、スペースXの関係者は、「スターシップとスーパーヘビーが完全に統合した形で問題なく打ち上げることができた」とし、「今回の打ち上げ試験は成功した」と表明し、「今回の打ち上げ試験によって重要なデータが豊富に得られ、さらなる試験を進めるための道を開く」とした。

マスク氏は、次のスターシップの打ち上げ試験は「数ヶ月後」と述べた。

 

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NASAは、人類を月に再び着陸させる「アルテミス計画」に、「スターシップ」を選出している。

22年12月9日、プロトタイプを打ち上げたが、スーパーヘビーロケットは着陸時、スピードコントロールできず、発射台に激突し、爆発していた。

今回の打ち上げでは打ち上げ用のスーパー・ヘビーにラプターエンジン33基搭載、宇宙船スターシップにも同エンジンを3基、バキューム型を6基搭載していた。

ラプターエンジンはスペースX社が推進力を強化するために新開発した液化メタンを燃料とするロケットエンジン。
高性能の多段式打上げの「スターシップ/スーパー・ヘビー」のエンジンとして開発された。スターシップの推進力は約1,700万ポンド。

スターシップ (Starship)は、スペースXが開発中の完全再使用型の二段式超大型ロケット。 システムは、「「スーパー・ヘビー」と名付けられた第1段のブースターロケットと、第2段目の「スターシップ」は、宇宙空間での長期滞在型軌道上宇宙船の役割を果たすことになる。
同社はStarshipにより、人や貨物を月に送り、最終的には火星に送ることを計画している。

 

スターシップロケット

1段目

スーパーヘビー(再使用可)

2段目

スターシップ(再使用可)

開発会社

スペースX 

段数

2段式

総質量

,400 トン

全長

120 m

直径

m

軌道投入能力

低軌道

250トン程度

完全再使用

火星周回軌道

100トン以上

軌道上での燃料補給含む

月周回軌道

100トン以上

軌道上での燃料補給含む

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[ 2023年4月21日 ]

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